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ローランド、DSD対応のUSB DAC「Mobile UA」。PCM 4ch出力で音楽制作も

 ローランドは、DSD 2.8MHzなどの音源も再生可能なハイレゾ対応のUSB DAC/オーディオインターフェイス「Mobile UA」を、11月より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。

Mobile UA

 新開発のDSPオーディオエンジン「S1LKi」や、1bit対応DACなどを備えたUSB DACで、パソコンのDSD/PCM音楽ファイルを再生可能。158mW×2ch(40Ω時)のヘッドフォンアンプも内蔵する。4ch出力にも対応し、オーディオインターフェイスとして音楽制作にも利用できる。出力端子はステレオミニが2系統で、1系統はライン/ヘッドフォン兼用、もう1系統はヘッドフォン専用。2人でヘッドフォンを同時に使って聴けるほか、1つのヘッドフォンで聴きながら1系統をライン出力にして、ライブパフォーマンスをするといったこともできる。

 DSD 2.8MHzのネイティブ再生が行なえ、5.6MHzのファイルは2.8MHzに内部でダウンサンプリングして再生する。DSDの再生方式はDoP(DSD over PCM) 1.0。PCMは最大352.8kHz/32bitに対応する。なお、352.8kHz再生時はチャンネル数は2chに制限され、ASIO/Core Audioのみで再生可能となる。

 USB端子はマイクロB。USBバスパワーで動作する。USBの音声ストリーミングとDSPを、同一のカスタムチップで処理。独自の「VS Streamingテクノロジー」を搭載し、変換による遅延を抑えた、安定した動作が行なえるという。外形寸法は108×65×16mm(幅×奥行き×高さ)、重量は130g。USBケーブルが付属する。

パソコン/ヘッドフォンとの接続例

(中林暁)