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“第二の鼓膜”搭載64 AUDIO製カスタムイヤフォン。約9万円から。上位機は値下げ
(2016/2/25 11:00)
ミックスウェーブは、米64 AUDIOのカスタムイヤフォン「ADEL A-Series」4モデルを3月1日に発売する。鼓膜にかかる空気圧を吸収し、聴覚障害になるリスクを最小限まで抑えるという技術を採用しているのが特徴。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「A5」が143,612円前後、「A4」が130,093円前後、「A3」が103,149円前後、「A2」が89,630円前後。
また、最上位のA12など、上位モデルの値下げも3月1日から実施する。
A5/A4/A3/A2
全モデルに共通する特徴は、ADEL(Ambrose Diaphonic Ear Lens)テクノロジーを搭載している事。全米科学財団と国立衛生研究所からの助成金により研究を開始し、Stephen Ambrose氏によって発明されたもので、“第二の鼓膜”と表現されている。
リスニングデバイスからの音圧が鼓膜を損傷させる問題を解決するための技術で、鼓膜にかかる空気圧を鼓膜の代わりに吸収。聴覚障害になるリスクを最小限にまで抑えられるとする。
ラインナップはA5、A4、A3、A2の4モデル。数字はバランスド・アーマチュア型ドライバの数を表している。昨年12月に上位モデルのA12、A10、A8、A6が発売されており、その下位ラインナップとなる。いずれのモデルも、CenterDriveテクノロジーとTrue Phase Designを採用。A5/A2はTriple Bore Designを、A4/A3はQuad Bore Designを採用している。
A5はリファレンスモニターを目指したモデルで、低域×1、中高域×4の5ドライバ構成。ネットワークは2ウェイ。インピーダンスは17Ω@1kHz。周波数特性は10Hz~20kHz。感度は118dB@1mW。遮音性は-26dB。
A4は、 ドラマーやパーカッション演奏者、 ベーシストに向けて低域の再現に特徴を持たせたモデル。A4の為に用意された専用の中高域ドライバと、独自のデュアル ・ ロードライバーを採用。「大きめのヘッドフォンでしか再現しきれなかったような低域を再現可能」という。
ユニットは低域×2、中域×1、高域×1で、3ウェイ4ドライバ。インピーダンスは25Ω@1kHz。周波数特性は16Hz~20kHz。感度は118dB@1mW。遮音性は-26dB。
A3は、 全てのジャンルや楽器に対応した汎用性の高さが特徴。「倍音を含め、極めてバランスの良いサウンドステージで、ヴォーカリストなどに推奨できる」という。ドライバは、低域×1、中域×1、高域×1の3ウェイ3ドライバ。インピーダンスは12Ω@1kHz。周波数特性は20Hz~20kHz。感度は115dB@1mW。遮音性は-26dB。
A2はADELシリーズで最もリーズナブルなモデル。「音楽をカジュアルに楽しみたいという方にお薦めできる」という。低域×1、中高域×1の2ウェイ2ドライバ。インピーダンスは30Ω@1kHz。周波数特性は20Hz~20kHz。感度は119dB@1mW。遮音性は-26dB。