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64 AUDIO、オープン型BAや聴覚保護技術採用のカスタムイヤフォン「A12t」

 ミックスウェーブは、米64 AUDIOのカスタムイヤフォン「A12t」を3月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は244,260円前後。別途耳型採取費用が必要。

米64 AUDIOのカスタムイヤフォン「A12t」

 バランスド・アーマチュア(BA)ユニットを12基搭載。構成は、Low×4、Mid×6、Mid/High×1、tia High×1の4ウェイ。従来機「A12」からブラッシュアップし、特許出願中の最新テクノロジー 「tia Technology(Tubeless In-ear Audio)」や、フラグシップ機に採用している 「tia Single Bore Design」、「tia driver」 を採用した新しいリファレンス・ステージモニターと位置付けられている。

 BAドライバは、従来モデルのドライバとは異なり、全て再設計されている。tiaドライバは、tiaテクノロジーを採用したオープン型BAで、筐体を密閉にせず、オープンにすることでドライバ自体が本来持っているポテンシャルを引き出し、振動板からの音が直接得られるのが特徴という。密閉による共振問題も排除、音質を劣化させる音導管やダンパーも省いている。

オープン型BAのtiaドライバ

 「tia Single Bore Design」は、音導孔を1つにするシングルボア設計により、音導管(サウンドチューブ)による音の共鳴を排除する技術。大口径の音導孔自体が音響形成チャンバーとなり、tiaテクノロジー採用の高域向けBAの周波数レスポンスを助けるとする。

tia Single Bore Design

 耳の疲労を引き起こしたり、過度に鼓膜へ負担を掛ける事で難聴につながるリスクもあるという空気圧に対応するための、apexテクノロジーも搭載。外耳道内にて密閉された空間で、小型スピーカーが生成した空気圧をモジュールを介して緩和させる。「耳の疲労感を抑える事により聴覚を保ち、飛躍的に音質を向上させる」とする。

 周波数特性は10Hz~20kHz、インピーダンスは12.6Ω。感度は108dB。

apexテクノロジーも搭載