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音茶楽、ハイレゾイヤフォン「Flat4-玄/緋」のチタン削り出しモデル
(2016/4/21 12:40)
音茶楽は、ユーザーの外耳道の長さに合わせて選べるカナル型イヤフォンとして、ハイレゾ対応の「Flat4-玄Ti Plus(KURO Ti Plus)」と「Flat4-緋Ti Plus(AKA Ti Plus)」を5月27日より発売する。音茶楽Sound Customize店舗やフジヤエービック、eイヤホン、ヨドバシカメラの一部店舗で取り扱い、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は各50,000円前後。4月29日、30日開催の「春のヘッドホン祭2016」にて、試聴展示と少量先行販売も予定されている。
既発売の「Flat4-玄弐型」や「Flat4-緋弐型」の上位モデル。ユニットはダイナミック型。従来から採用している「位相補正チューブ」技術などを採り入れつつ、新たにセンターキャビネット部に、削り出しの純チタン材を採用(下位モデルはアルミ)。キャビネットの内側は天然素材による制振処理を施し、固有振動を抑えて付帯音の少ない、ヌケの良い音を実現したとする。
ハイレゾにも対応し、周波数特性は3.5Hz~45kHzで、広帯域を低歪みで再生できるとする。さらに、1.2mのY型ケーブルは左右の分岐部からグランド分離させた4芯構成とし、音のセパレーション向上を追求。入力プラグはステレオミニ。
玄Ti Plusと緋Ti Plusの違いは、センターキャビネットの上を通るようにして配置されている位相補正チューブの長さ。このチューブはカナル型イヤフォンを耳にはめて外耳道を塞ぐことで発生する「外耳道閉管共振」を抑制し、中高音域を改善する役割を持つ。人によって外耳道の長さが異なるため、標準長の玄Ti Plusと、ロングタイプの緋Ti Plusがラインナップされている。
2つの10mm径ダイナミック型フルレンジエレメントを使い、配置を工夫した「Flat4(Full-range 2-element 4-way effect)」を採用。最大入力は400mW。インピーダンスは18Ω。出力音圧レベルは104dB。振動をキャンセルして深い低音を実現し、低音~中音域の音圧感度の向上を図っている。磁気回路には強力なネオジウムマグネットを採用。銅メッキを施した電磁純鉄プレートとヨークも搭載。ハウジングにはレーザーマーキングや彫刻などを使い、消えない表示とした。重量は約20g。
収納缶にL型の接続ケーブルや、コンプライのイヤーピース「T-200」のM/L、SpinFit S/M/Lを同梱する。