価格:1,050円(税込み)
品番:AVCD-30339
なお、AV Watchでは後日、「Digital Audio Laboratory」において、AVEXのインタビューや、詳細な検証を予定している。 このCDを手にとって、最も目を引くのが、CDが入ったビニールカバーの前面と裏面に貼られた、注意書きの入った大きなシール。「このCDはコピーコントロールCDです」と大きく書かれたシールには、通常のCDプレーヤーでは再生できるが、CD-R/MP3再生対応プレーヤーなどでは再生できない場合があるなどの記述がある。 そして、このシールが覆い隠すように、その下にもう1枚シールが貼られていた。そこには「このCDはコピープロテクトCDです」と書かれている。このことから、当初は、より直接的な「コピー“プロテクト”」という表現だったのが、直前で「コピー“コントロール”」という表現に変更されたことが伺える。
一方、通常の音楽CDにあって当たり前の「compact disc digital audio」のロゴが、CDのレッドブックから逸脱しているということで付いていない。それどころか、CDのロゴはどこにもなく、その意味では、厳密にはこのディスクを“CD”と呼んではいけないのかもしれない。
早速、普通のCDプレーヤーで再生したところ、当然のことながら問題なく再生できた。そこで、MP3対応のCDプレーヤーなどで、再生できるか検証した。結果は下表のとおり。表を見ていただければわかるが、3種類のMP3対応CDプレーヤーで再生できなかったが、アドテックの「AD-CMG300」のみで再生できた。 また、DVDプレーヤーの一部でも、想定外の動作をするものがあった。ちなみに、このCDを購入して、手持ちのCDプレーヤーなどで再生できない場合、「そういう仕様ということで納得いただく。返金などは考えていない」(同社広報)とのことなので注意が必要だ。 続いて、Windows機のCDドライブにセット。初めてセットすると自動的に、エキストラトラックに収録されているプレーヤーがインストールされる。以降は、自動的にプレーヤーソフトが起動する。このプレーヤーには再生機能に加え、Webサイト連動機能があり、今回は「BoA」のオフィシャルサイトが登録されていた。
パソコンでの再生機能は、オーディオトラックの後ろに、同じ曲を不可逆圧縮して詰め込むことで実現している。使われているフォーマットや、ビットレートについては未公表だが、プレーヤーの画面を見ると、WMAフォーマットで、サンプリング周波数44kHz、ビットレートは47kbpsのようだ。 ちなみに、ディスクには「VERSION.TXT」というファイルがあり、そのファイルには「CDS200.0.4」、「3.0 build 12a」と記述されていた。前者がCDS(Cactus Data Shield)のバージョン、後者がプレーヤーのバージョンだろうか?
□エイベックスのホームページ (2002年3月12日) [furukawa@impress.co.jp] |
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