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ヤマハ、8万円の簡易YPAO搭載7.1ch AVアンプ
-ビデオコンバータやリップシンク機能も搭載


DSP-AX750
3月中旬より順次発売

標準価格 「DSP-AX750」80,000円
「DSP-AX450」48,000円

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 ヤマハ株式会社は、自動音声補正機能「YPAO」搭載モデルなど、7.1ch AVアンプ「DSP-AX750」と「DSP-AX450」を発売する。発売日はDSP-AX750が3月下旬、DSP-AX450が3月中旬。価格はそれぞれ80,000円、48,000円となっている。


■ DSP-AX750

 定格出力100W×7ch(6Ω)の7.1chアンプ。サラウンドバック使用の7.1ch再生、あるいはプレゼンス(フロントエフェクト)使用の7.1ch再生が可能。FM/AMチューナも搭載する。

 2003年4月発売の「DSP-AX740」と比べ、アンプ出力の向上、ドルビープロロジック IIxのサポート、YPAO(BASICバージョン)の搭載、ピュアダイレクトモードの追加などが主な強化点となる。

 主な対応サラウンドフォーマットは、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルEX、ドルビープロロジック IIx、DTS、DTS-EX、DTS 96/24、DTS Neo:6、AAC。独自の「シネマDSP」も搭載し、計31種類のサラウンドプログラムを利用できる。

 同社製32bit浮動小数点演算処理LSI「YSS-948」(デコード用)と「YSS-930」(音場処理用)を搭載し、「臨場感を一層向上した」としている。また、「YAC520」と「YAC523」による7ch対応インテリジェントボリュームも採用する。

 YPAOは、音場に関する設定を自動化するもの。付属のマイクを接続し、YPAOメニューを実行すると設定が始まる。最適化項目は、スピーカーの有無、スピーカーサイズ、スピーカーの音量差、スピーカーの距離差の4項目。BASICバージョンでは、従来のYPAOにあったパラメトリックEQが省略され、チャンネルごとのF特などの補正は行なえない。

 また、S映像、コンポジット、コンポーネントの各信号のアップコンバートおよびダウンコンバート出力が可能。なお、S←→コンポジットを相互に変換が可能だが、、コンポーネント入力からS映像/コンポジット出力への変換(ダウンコンバート)には対応していない。

 さらに、音声と映像のズレを補正する「オーディオディレイ(リップシンク)機能」や、突発的な大音量やサブウーファ帯域の音もれを防ぐ「ナイトリスニングモード」、ヘッドフォンで5.1chの臨場感を再現するという「サイレントシアター機能」を搭載する。

 なお、新搭載の「ピュアダイレクトモード」は、2chオーディオソース用の高音質モード。入力した音声信号に対し、デコーダと音場処理DSPをバイパスさせるほか、ビデオ回路の停止、ディスプレイのFLを減光または消灯、信号経路の最短化を行なう。


■ DSP-AX450

DSP-AX450

 シリーズの入門モデルで、2003年3月発売の「DSP-AX440」に対し、ドルビープロロジック IIxへの対応、アンプ出力の向上といった強化が図られた。

 AX750と異なり、サラウンドバック1chのパワーアンプ6ch構成となっている。また、YPAO(BASICバージョン)も採用されていない。

 そのほか、ビデオコンバージョン回路も、S←→コンポジットのみサポート。コンポーネントD信号はスルー入出力のみ対応する。

主な仕様
  DSP-AX750 DSP-AX450
定格出力(6Ω) 100W×7ch 85W×6ch
実用最大出力(6Ω) 各140W 各125W
受信周波数範囲 FM:76~90MHz
AM:531~1,611kHz
入力端子 コンポーネント 2
D4 2
S映像 5 3
コンポジット 5 4
同軸デジタル音声 2 1
光デジタル音声 4
アナログ音声 8 6
マルチch音声 1
出力端子 MONITOR OUT
コンポーネント 1
D4 1
S映像 1
REC OUT
コンポジット 3 2
光デジタル音声 1
アナログ音声 3 2
PRE OUT 8ch サブウーファ
外形寸法(幅×奥行き×高さ) 435×420×171mm 435×416×161mm
重量 12.5kg 11kg

□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2004/04021801.html
□関連記事
【2003年11月6日】【新プ】ヤマハ 「DSP-AX2400」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031106/npp56.htm
【2003年9月4日】ヤマハ、フラッグシップ9.1ch AVアンプ「DSP-Z9」
-「HDシネマDSP」やi.LiNK端子を搭載。THX Ultra2準拠
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030904/yamaha.htm
【2003年7月24日】ヤマハ、視聴環境最適化機能「YPAO」搭載7.1ch AVアンプ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030724/yamaha.htm
【2003年2月28日】ヤマハ、6.1ch対応AVアンプ4モデル
-39,000円の「DSP-AX440」など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030228/yamaha.htm

(2004年2月18日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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