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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイを中心としたフラットパネルディスプレイの展示会「EDEX2004 電子ディスプレイ展」が7日より開場している。期間は9日まで。会場は東京・江東区の国際展示場(東京ビッグサイト)。入場は無料となっている(要登録)。
■ エプソン、12.5型有機ELディスプレイや1080pパネルのフロント投写をデモ エプソンは、同社の高分子有機ELディスプレイでは最大の12.5型を参考展示した。パネル解像度は640×480ドット、64ppi。 高分子有機ELは大型化に有利とされていたが、これまで同社はモバイル用途向けの小型ディスプレイしか発表していなかった。ただし、現在のところ量産化の予定はなく、展示品の耐用時間も1,000時間程度という。 またブース内では、フルHD対応のプロジェクタ用液晶パネル「L3D13U」をアピールし、フロント投写によるデモを行なった。同パネルの投写デモは2003年より各所で見られたが、いずれもリアプロジェクションテレビに組み込んだ状態で行なわれていた。デモは10分程度で、定員は20名ほど。デモ用のHD映像は新たに撮り下ろしたという。
リアプロジェクションテレビでは、北米で発売済みの「LS57P1」と「LS47P1」を展示。国内でも今夏に投入するという。価格や販路など詳細は未定。基本的には北米版と同じ仕様としている。 さらに、リアプロジェクションテレビ向けの光学エンジンを外販することを明らかにした。ランプ、レンズユニット、液晶パネルなどを一体化したもので、採用することで、開発費やトータルコストの低減が期待できるという。すでにRoyal Philips Electronicsなどが同様のビジネスを展開しており、自社製液晶パネルを強みに新規参入する。 そのほか、液晶プロジェクタ用パネルの技術を直視型に反映させたという、667ppiの1.6型液晶パネルも参考出品していた。解像度は960×540ドット。量産化は未定。
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■ シャープは亀山工場の45V型パネルモジュールを展示 大型液晶パネルでは、Samsung Electronicsが世界最大の57V型、LG Philips LCDが55V型を展示した。共にInternational CES 2004の展示から大きなアップデートはない。解像度はどちらも1,920×1,080ドットのフルHD。コントラストは、Samusungが1,000:1、LGが550:1。輝度はそれぞれ500cd/m2、550cd/m2としている。 また、シャープは外販用の45V型パネルを参考展示した。45V型AQUOS(今夏に発売予定)で使用するものと同じパネルで、解像度は1,920×1,080ドット。コントラストは800:1、輝度は500cd/m2。傍らに「大型・高画質テレビは三重・亀山工場から」というコピーを掲げ、来場者に新設工場をアピール。現在、亀山工場では26V/32V/37V型を生産中という。
そのほか、東芝松下ディスプレイテクノロジーのブースでは、テレビ向けOCBモード搭載の23V型と15.1型パネルを展示していた。テレビ向けOCB(Optically Compensated Bend)はすでに各所で展示されているが、これまでの最大は22V型だった。液晶分子の配向をベンド配向とし、5.5msという高速応答時間と広視野角を実現している。
23V型は、今夏に量産を開始するという。15V型の量産は未定。解像度は、23V型が1,280×768ドット、15.1型が1,280×800ドット。 日立ディスプレイズは、テレビ向けの主力として、32V型パネルを訴求。今回展示されたのは、斜め上の視野角を改善した改良モデル。こちらもすでに出荷済み。解像度は1,280×768ドット、コントラスト比は500:1。輝度は400cd/m2となっている。
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□EDEX2004のホームページ (2004年4月8日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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