読者アンケート結果発表
音楽配信サービス利用状況についての集計結果(2015年7月)
新定額サービスの人気はApple Music、AWA、LINEの順
(2015/7/24 15:06)
今回は260人の方から投票を頂きました。ご協力ありがとうございました。
アンケート実施期間:2015年7月16日~7月23日
※複数回答の設問があるため、回答結果を合わせると100%・総投票人数を超える場合があります
過半数がiTunes利用、Apple Music/moraが2位
利用している音楽サービスを尋ねたところ、iTunesが54.6%(142票)でトップ。定額制配信のニューフェイスでは、Apple Musicが36.5%(95票)で最も多く、AWAが16.9%(44票)、LINE MUSICは13.5%(35票)。
動画サイトで音楽を聴いている人もおり、YoutTubeは35%(91票)で5位、niconicoは12.3%(32票)。地上波ラジオのサイマル配信「radiko」は28.5%(74票)。自由回答では、「NHKらじる★らじるを使っている」という回答が複数寄せられた。
利用している音楽サービス(最大5つ) | |||
---|---|---|---|
順位 | 項目 | 得票率 | 得票数 |
1 | iTunes | 54.6% | 142 |
2 | Apple Music | 36.5% | 95 |
3 | mora | 36.5% | 95 |
4 | e-onkyo music | 35.4% | 92 |
5 | YouTube | 35% | 91 |
6 | radiko | 28.5% | 74 |
7 | Amazon デジタルミュージック | 17.3% | 45 |
8 | AWA | 16.9% | 44 |
9 | LINE MUSIC | 13.5% | 35 |
10 | niconico | 12.3% | 32 |
11 | TuneIn | 5.8% | 15 |
12 | VICTOR STUDIO HD-Music. | 5.4% | 14 |
13 | OTOTOY | 5% | 13 |
14 | SoundCloud | 4.6% | 12 |
15 | HDtracks | 3.5% | 9 |
16 | Google Play Music | 3.1% | 8 |
17 | dヒッツ | 3.1% | 8 |
18 | レコチョクベスト | 2.3% | 6 |
19 | dミュージック | 2.3% | 6 |
20 | HQM STORE | 2.3% | 6 |
21 | Linn Records | 1.5% | 4 |
22 | KKBOX | 1.2% | 3 |
23 | ひかりTVミュージック | 0.8% | 2 |
24 | スマホでUSEN | 0.8% | 2 |
25 | うたパス | 0.4% | 1 |
26 | UULA | 0.4% | 1 |
27 | music.jp | 0% | 0 |
- | その他(自由回答) | 6.9% | 18 |
- | 使っていない | 4.6% | 12 |
定額制音楽配信サービスに項目を絞って利用状況を尋ねた質問では、Apple Musicが36.5%(95票)でトップ。続いてAWAが12.3%(32票)、LINE MUSICが8.8%(23票)と、5月以降に始まった新サービスが上位を占めた。一方、「なし」と回答した人は半数に上った。
利用している定額制音楽配信サービス(最大2つ) | |||
---|---|---|---|
順位 | 項目 | 得票率 | 得票数 |
1 | Apple Music | 36.5% | 95 |
2 | AWA | 12.3% | 32 |
3 | LINE MUSIC | 8.8% | 23 |
4 | dヒッツ | 3.8% | 10 |
5 | レコチョクベスト | 1.5% | 4 |
6 | KKBOX | 1.2% | 3 |
7 | スマホでUSEN | 0.8% | 2 |
8 | うたパス | 0.4% | 1 |
9 | ひかりTVミュージック | 0% | 0 |
10 | UULA | 0% | 0 |
- | なし | 50.4% | 131 |
ジャンルの充実度合いを最も重視。継続利用したいのはApple Music
定額制音楽配信サービスで重視する点を尋ねると、最も得票率が高かった項目は「好きなジャンルの充実度合い」で、57.7%(150票)。次いで「料金」が55.8%(145票)。自由回答では「500円ぐらいに安くして欲しい」、「使わなかった月も払わなくてはならないのが不満」といったコメントも寄せられた。「音質」は43.1%(112票)、「楽曲数」は42.3%(110票)。「オフライン再生対応」、「対応デバイス」などにも票が集まった。
定額制音楽配信サービスで重視する点(最大5つ) | |||
---|---|---|---|
順位 | 項目 | 得票率 | 得票数 |
1 | 好きなジャンルの充実度合い | 57.7% | 150 |
2 | 料金 | 55.8% | 145 |
3 | 音質 | 43.1% | 112 |
4 | 楽曲数 | 42.3% | 110 |
5 | オフライン再生対応 | 25.4% | 66 |
6 | 対応デバイス | 21.5% | 56 |
7 | アプリの使いやすさ | 20.4% | 53 |
8 | プレイリスト機能 | 13.1% | 34 |
9 | レコメンド機能 | 9.2% | 24 |
10 | 決済手段 | 4.6% | 12 |
11 | 通信量抑制機能 | 3.5% | 9 |
12 | 歌詞表示 | 3.1% | 8 |
13 | ソーシャル機能 | 1.2% | 3 |
14 | アーティストのフォロー機能 | 1.2% | 3 |
- | その他(自由回答) | 2.7% | 7 |
- | 興味はない | 22.7% | 59 |
Apple Music、AWA、LINE MUSICは初めて利用を開始してから、一定期間は無料試用できるが、この期間終了後も使い続けたいサービスを尋ねた質問では、Apple Musicが27.7%(72票)でトップ。AWAが6.5%(17票)、LINE MUSICは3.1%(8票)だった。
無料試用期間終了後も使い続けたいサービス | |||
---|---|---|---|
順位 | 項目 | 得票率 | 得票数 |
1 | Apple Music | 27.7% | 72 |
2 | AWA | 6.5% | 17 |
3 | LINE MUSIC | 3.1% | 8 |
- | どれも使わない | 65% | 169 |
自由回答で寄せられたコメントでは、定額制音楽配信サービスに関して「Apple Musicは洋楽が充実していて良い」、「J-POPをもっと充実させて欲しい」、「欲しいアーティストの楽曲がまだ少ない」といった、音楽ジャンルやアーティストの充実度合いに関する意見が多くを占めた。「聴きたい音楽は自分で選ぶ」「手持ちの曲を大事に聴きたい」、「圧縮音源なので興味が無い」などのコメントも複数ある中で、「新しい音楽に触れられることも大事だと気づいた」といった意見もあった。そのほか、ソニーとSpotifyの提携により、今年3月末に海外でサービスインしている「PlayStation Music」を日本でも開始して欲しいというコメントが複数寄せられた。
コメントの紹介
お寄せ頂いたコメントの一部を紹介します。
コメント
・Apple Musicは、洋楽に関しては申し分ない。 洋楽指向なのでとても気に入っている。今後CDを買うことはないのではないかと思うほど。
・個人的にはCD所有派であり配信に対して懐疑的だったが、音楽に対して好奇心が強いので、幅広く色々なジャンルを聞くことができるApple Musicはとても良かった。邦楽はAVEX以外かなり弱いが、洋楽もJAZZもクラシックも充実していてとても良かった。スパニッシュ、フレンチだけでなく、中国語圏も充実していたのは驚いた。
・Apple Musicは現状では、洋楽をメインに聴く人じゃないと登録する意味が無いように感じる。
・Apple Musicでのソニー系邦楽の拡充に期待。
・既存の楽曲とApple Musicの境界線が不透明で、その点は改善してもらいたい。Apple Musicの契約を解除した時、元のライブラリーが変な状態にならないか心配になる。レコメンド機能は新しい楽曲に出会える機会を提供してくれて面白い。
・Apple Musicはあまりに使いにくく途中で使用を断念。音質も酷い上、「iCloudミュージックライブラリ」というよくわからない機能で既存のライブラリ楽曲にまで干渉してくるので不便。楽しみにしていたサービスだったのに残念。
・早く邦楽がもっと充実したところと契約したい。今のところ、AWAが一番かな。
・AWAの「ラジオ」のジャンル分けがざっくりし過ぎ。 何でジャズとブルースが一体? (ルーツは一緒だけど)
・AWAは、UIが洗練されている所が良い。LINE MUSICに関しては、目新しさが全く無い。
・AWAのようなプレイリスト中心のサービスはアーティストへのリスペクトが感じられない。まずはしっかりとアルバム単位で聞けて、管理できるような機能を中心として、プレイリストやラジオを楽しめるサービスがあるべき姿と強く思う。
・LINE MUSICしか使用していないが、登録曲数をアピールされても聞きたい曲が無ければまったく意味が無いと感じた。
・Music Unlimitedがなくなっていて驚愕。 コピーガードがないこと、出来るだけ高音質であること、ハードウェア/ソフトウェア環境に束縛されないこと、CDのようにテーマ性のある一式を選べることが重要。
・Music Unlimitedが終わって途方に暮れかけていましたが、Apple Musicが開始されたことでこの悩みも一気に吹き飛んだ。アプリの使いやすさはLINE MUSICに軍配が上がる。楽曲数は洋楽好きからするとApple Musicの1人勝ちのように感じる。
・現状邦楽が少なすぎる。無理やり曲数を増やすためのオルゴール音源や他の歌手のカラオケバージョンなどばかりでサービス内容が薄い。
・J-POPのアーティスト検索するとオルゴールばかりなので興味が失せた。
・音楽定額配信は、どれも好きなジャンルの曲が極端に少ないしゲームミュージックが配信されてないから使用しない。
・音楽配信は、新曲がすぐに配信されることを期待しているが、使用してみるとどれも新曲はないようだ。だったら洋楽が充実してるApple Musicでいいや、となる。
・音楽配信、映像配信に限らずパケット使用量が増えることを前提にしているので制限がある状況やどうしてもネット環境依存という最大のネックがあるのと、基本的に「欲しい音楽はいい音をローカルで持つ」派なので圧縮音楽を配信し続ける限りは利用することはない。
・ハイレゾの音質が気になっていたが、新しい音楽に積極的に触れることはもっと大事なことだと気付かされた。
・聴きたい曲があまり含まれていないので現状では「使わない」。試用期間終了時に曲が増えて課金に見合うと思えば継続すると思う。 新しい曲に出会えるというサービスもいいが、まずは普段聴いている曲、アーティストがないとお金を払う価値はない。
・定額制音楽配信サービスは好きなアーティストの楽曲を聞き込みたいユースには向かないと感じる。
・手持ちの曲を大事に聞いていくことの方が大事と思う。高音質の配信が広がるとトラフィックが心配になる。
・手軽なストリーミング配信によって、音質への関心が薄まり、ハイレゾ音源で高い音楽性を実現できる音楽の普及が妨げられるのではないかと心配。
・プロモーションとしてはありだと思うが、音源購入に結び付くのか疑問。また、著作者がモチベーションを持ち続けられるような分配がなされるか疑問。圧縮音源しか知らない世代が増加するのは寂しい限りだと思う。
・定額料金での使用が主流になっているが、使わなかった月も料金を払わなくてはならない。使用しなかった場合は料金発生しないような仕組みには出来ないだろうか?
・扱っていた楽曲が様々な事情で取扱が停止になって購入したにもかかわらず再ダウンロード出来なくなることが多々あるので困る。
・購入した楽曲の永久保証を行ってくれるのであれば使う気になるかもしれないけど、今のところ好きな曲のCD買ってリッピングして聴く方がマシ。
・圧縮音源とか定額制とか、低品質な音楽が当たり前になっている事に危機感を覚える。
・古い録音の音質改善ハイレゾを買いたい。 アーティストは長年の人生で固定しているので、レコメンは不要だし、他人が何を買おうが全く関心がない。何よりもジャンルの分類がより細かく精密であることが最も重要。現状どこも探しにくい。
・遠からずiPhone、iPadなどのiOS製品もハイレゾオーディオ対応のものが発売されることを期待している。
・演歌専門の定額音楽配信サービスが有っても良いのではないでしょうか。
(AV Watch編集部)