ソニー、NC搭載/スピーカー付属の「ウォークマンS」

-本体と同色のドック型スピーカーがセット


ブラックモデル

3月14日発売

標準価格:オープンプライス



 ソニーは、アクティブノイズキャンセル(NC)機能や「おまかせチャンネル」を搭載したウォークマン「Sシリーズ」に、ドック型スピーカーが付属したモデル「NW-S730FK」2モデルを3月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4GBメモリ内蔵の「NW-S736FK」が18,000円前後、8GBの「NW-S738FK」が22,000円前後の見込み。カラーはゴールド、ピンク、レッド、ブラック。

カラーは4色を用意

 2008年10月に発売したSシリーズの最上位モデル「NW-S730F」に、WM-PORTを搭載する薄型スピーカーを同梱した製品。なお、「NW-S730F」の4GBモデルは直販14,800円、8GBモデルは同18,800円で販売されている。

 スピーカーの仕様は、2008年10月に発売された「NW-S630FKシリーズ」の同梱品と同じだが、カラーを730Fシリーズに合わせている。なお、このスピーカーは単体アクセサリ「SRS-NWGT10」(直販価格5,980円/sonystyleでは販売終了)としても販売されていたが、カラーはホワイトのみだった。

 スピーカーにウォークマンを装着することで、据置きのプレーヤーとしても利用可能。スピーカー側面のボタンで音量調整も行なえる。AC接続時はウォークマンの充電もできる。海外でも利用可能なマルチボルテージ対応ACアダプタと、ACプラグアダプタが付属する。なお、スピーカーでの再生時はNC機能が利用できないほか、FMラジオの受信も行なえない。

 ウォークマン本体は、付属イヤフォンとの接続でNC機能が利用可能。NCでは音楽/動画再生時の「ノーマルモード」以外に、飛行機内など再生時以外でも利用できる「サイレントモード」と、ウォークマン以外のプレーヤーでの再生時にNC機能のみを利用できる「外部入力モード」を搭載。外部入力モードでは、オプションの録音ケーブル「WMC-NWR1」(直販価格1,280円)を介して他のプレーヤーと接続することで、NC機能が使えるようになる。

スピーカー側面にボリュームボタンを装備
 そのほか、ウォークマンに転送した曲の曲調を分析、11のチャンネルに分類して自動でプレイリストを作成する「おまかせチャンネル」を搭載する。

 再生可能なファイル形式は、動画がMPEG-4 AVC/H.264、MPEG-4、WMV。なお、DRMつきのファイル再生はサポートしない。音楽はMP3(32~320kbps)、WMA(32~192kbps)、ATARAC(48~352kbps)、ATRAC Advanced Lossless(64~352kbps)、リニアPCM、AAC(16~320kbps)、HE-AAC(32~128kbps)で、WMA/AACのDRMには非対応。静止画ではJPEG表示に対応する。

 同社Blu-ray DiscレコーダのBDZ-X100/X95などでも採用されている「おでかけ転送」にも対応。レコーダで録画したデジタル/アナログ放送の番組を転送、ウォークマンで視聴できる。そのほか、au携帯電話の「LISMO Music Store」で購入したビデオクリップなどの再生も可能。

 液晶ディスプレイは2型/解像度320×240ドット。 スピーカー装着時の外形寸法と重量は約43.4×8.1×89.7mm、約186g。ウォークマン本体の外形寸法と重量は約89.5×42.9×7.5mm(縦×横×厚さ)、46g。内蔵バッテリでの連続再生時間は、動画が約10時間、音楽が約40時間。従来モデルと同様に、独自の高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を搭載。13.5mm径EXモニターイヤフォンが付属する。


(2009年 2月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]