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ハイレゾプレーヤー「FiiO X7」にVUメーター表示。ローパスフィルタ選択も

 小柳出電気商会は5日、DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/32bitなどのネイティブ再生が可能な、Android搭載ハイレゾプレーヤー「FiiO X7」のファームウェアVer.2.0を公開。VUメーター表示機能が追加されるほか、ローパスフィルタのカーブ選択に対応するなど、機能追加や不具合修正が行なわれる。

FiiO X7

 VUメーター表示機能は'15年のX7発売当初から、アップデートで後日追加予定とアナウンスされていた。再生中の画面でアートワークをタップすると、歌詞情報/タグ情報/VUメーターの順に表示される。ただし、Bluetooth再生時は使用できない。現時点では、DSD再生時も使用できないが、今後のアップデートで対応予定としている。

 ローパスフィルタのカーブ選択では、従来デフォルトだった「シャープカーブ」(20kHz以上の帯域をシャープに減衰)に加え、20kHz以上をゆっくり減衰させる「スムースカーブ」も選べるようになる。その他、DACモード時やS/PDIF出力時のDoPオプションを追加。新型の脱着可能なアンプモジュール互換性のサポートや、一部の認証情報の表示画面が追加される。

 その他の不具合修正・追加点は下記の通り。

不具合修正・追加点

追加機能
・ボタンマッピング機能
・ドックスタンド「DK1」の接続サポート
・「選択したフォルダのスキャン」で、サードパーティアプリでダウンロードした楽曲のスキャンに対応
修正点
・ライブラリアップデート時に、最後の曲の処理に時間がかかる問題を修正
・次の曲に移行した際、音量が下がって通常に戻る問題を修正
・FiiOミュージックアプリでアルバム/アーティストのカテゴリ選択時、アートワークが消えるバグを修正
・EQ ON時、Bluetooth再生で問題が発生するバグを修正
・その他の様々なバグを修正

 FiiO X7は、ESS製DAC「ES9018S」を搭載。内蔵メモリは32GBで、1基のmicroSD/SDHC/SDXCスロット(最大128GB)も備える。着脱可能なアンプモジュールにステレオミニのヘッドフォン出力を備えており、オプションモジュールのハイパワーアンプ「AM5」などと着け替えて音の違いを楽しめる。