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オーディオNAS「fidata」に、特別仕様のブラック。1TB SSDで約40万円

 アイ・オー・データ機器は、オーディオ向けブランド「fidata」のNAS「HFAS1シリーズ」に、ブラックカラーの特別仕様モデルを追加。型番は「HFAS1-S10/K」で、8月上旬に発売する。1TB SSDを内蔵し、価格は40万7,000円。

HFAS1-S10/K

 ネットワークオーディオシステム向けに、筐体や電源、対ノイズ性能などを強化し、音質への悪影響を排除したというオーディオサーバー/NAS。ブラックモデルは、天板の処理やスイッチの加工処理などにもこだわった特別仕様としている。

 シルバーモデルはアルミの色を活かし、バイブレーション研磨による「和紙の風合い」を演出した天板だが、ブラックモデルはショットブラスト仕上げにより「硯の風合い」を表現したという。フロントパネルのボタンにはスピン加工を施している。フロントランプのカラーは、従来のホワイトに加えてブルーに設定することも可能。インシュレータもブラックモデル専用品で、ブラックの筐体に合わせてグレーメタリックカラーを採用している。

フロントパネルのボタンはスピン加工
グレーメタリックカラーのインシュレータを採用

 本体内部の仕様は、既存のシルバーモデル「HFAS1-S10」(37万円)と共通。肉厚のアルミ筐体やベース鋼板により、振動に対する安定性を確保。SSDはSamsung製の「850EVO」を2台搭載した、総容量1TB構成。DLNAサーバーには、Twonky Server7を搭載。384kHz/32bitまでのWAV、FLACに加え、最大11.2MHzまでのDSD(dff.dsf.)配信に対応する。

 メイン基板のシステム部とストレージの電源生成回路を完全分離し、ドライブアクセスに伴うノイズがシステムに与える影響を排除。電解コンデンサーは大容量の低ESR電解コンデンサー。クロックは25MHz低位相ノイズ発信機を搭載する。

 1000BASE-T Ethernetを2系統搭載し、「for Audio」と「for Network」の2つのポートを用意。ハイレゾ音楽配信サービス「e-onkyo music」からの楽曲自動ダウンロード機能も搭載している。

 USB端子も備え、手持ちの対応USB DAC搭載アンプなどをHFAS1に接続して、HDD/SSD内のハイレゾ楽曲などを再生可能。HFAS1がネットワークオーディオプレーヤーとして動作するため、プレーヤーを別途購入することなくネットワークオーディオとして利用できる。

 消費電力は定格25W。外形寸法は約350×350×64mm(幅×奥行×高さ)、重量は6kg。