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速度やペースをAR表示する自転車用スマートグラス。約5万円
2016年7月26日 17:02
ソフトバンクは26日、ロードバイクに乗りながら速度やケイデンスなどを超小型ディスプレイで確認できるスマートグラス「Solos」(ソロス)など、計11種類の新製品を、消費者参加型プラットフォーム「+Style」のラインナップに追加。8月以降、順次発売する。
+Styleは、新しいIoT製品の商品化を支援するプラットフォームで、IoT(Internet of Things)製品を手掛ける企業の提案やアイデアに対して、ユーザーが意見を投稿するなど、両者が商品化に向けて一緒に企画を進める「プランニング」、事前に商品購入を募って商品化する「クラウドファンディング」、一般販売前の商品の先行販売などを行なう「ショッピング」の各機能を持つ。
スマートグラス「Solos」は、スマートフォンとBluetooth接続したり、ANT+接続のセンサーデバイスと連携。アイウェアの右目側の超小型ディスプレイに速度やケイデンス(ペダル回転数)、心拍数、走行距離などを表示し、視線を大きく移動させずにリアルタイムで確認できる。
開発・製造は、空軍パイロットがかぶるヘルメット用のヘッドアップディスプレイなどを手掛ける米KOPINが担当。+Styleを通じた市場投入の時期は8月下旬で、想定価格は49,800円。
ディスプレイには数値情報やバッテリ残量など、簡易情報のみが表示されるが、スマホ用アプリで各種のログやアクティブモニターを確認可能。GPSロガーにも対応し、地図表示や経路情報をアプリで確認できる。
ディスプレイに表示する映像を、瞳の動きに応じて表示・非表示できる、オリンパス社の光学技術「瞳分解方式」を採用。表示解像度は450×240ドットで、明るい日光の下でも見やすいよう、視認性を高めたとする。目に合わせてディスプレイの角度調整も出来る。
フレームの両側には非接触型スピーカーとマイクを各2基内蔵し、音声をステレオ再生可能。スマートフォンアプリのトレーニングボイスや、スマホに保存した音楽ファイルなどを聴ける。耳を覆わなくても音声を聴き取れるよう、指向性を高め、音量を一定レベルに保つ動的音量コントロールも備える。なお、骨伝導式ではない。
フレーム左側には、日立マクセルと開発したリチウムバッテリを内蔵。連続駆動時間は6時間。フレームの素材には、熱可塑性のあるポリアミドアナイロンを使い、空力設計デザインを採用。レンズは耐衝撃性に優れたTrivexポリマーを配合。取り外し可能で、付属のオレンジカラーとは異なる、ブルーカラーのオプションレンズを用意する。
このほか、+Styleで取り扱われる、磁力で空中に浮くBluetoothスピーカー「Mars 空飛ぶスピーカー」や、ピクセラが手がける月額500円のホームIoTシステム、ハローキティを形どったAndroidベースOS搭載のSIMフリーケータイなどが紹介されていた。