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DIATONE 70周年の最上位車載スピーカー「DS-SA1000」。67万円
2016年10月11日 14:49
三菱電機は、DIATONE(ダイヤトーン)ブランドの車載用スピーカー最上位モデル「DS-SA1000」を11月15日に発売する。埋込み型のツィータ、ウーファとネットワークから構成され、価格は67万円。
DIATONEブランド70周年、車載用DIATONEブランド10周年を記念した2016年のハイレゾ対応フラッグシップモデル。ツィータとウーファの2ウェイ型だが、可聴帯域内で分割共振の無いフルピストンモーション再生に対応。高いS/N感やリアリティ感、エネルギー感ある音楽再生を実現するという。
ツィータは、36mm径のB4Cプレミアムボロン振動板を採用。新製法の新常圧焼結セラミックス製法と高度な機械シミュレーションにより、口径と形状を最適化。B4C振動板として世界最速の毎秒12,700mの伝搬速度を達成。「原音に忠実でエネルギー感がある高音域再生を実現」できるという。定格入力は40W。再生周波数帯域は1.2kHz~60kHz、出力音圧レベルは89dB/W/m、インピーダンスは4Ω。外形寸法は71×34mm(直径×厚み)、重量は200g。
ウーファは170mm径のNCV-R振動板を採用。樹脂を最適配合した新製法のNCV-Rにより、毎秒6,300mの伝搬速度を達成。低音域から中音域までの再生周波数帯域全域で、ハイレスポンスに優れた、リアリティー感溢れる中低音を再現できるとする。定格入力は50W。再生周波数帯域は45Hz~6kHz、出力音圧レベルは90dB/W/m、インピーダンスは4Ω。外形寸法は183×98mm(直径×厚み)、1,900g。
新開発のECCT(Eddy Current Canceling Technology)低歪磁気回路をツィータとウーファの双方に採用。渦電流が交流に与える影響をなくし歪みを低減することで、音質を改善する。ウーファには、低音域の磁気歪みを約10分の1に低減するDIATONEの「MLCT(Magnetic Loop Canceling Technology)」を活用したダブルネオジウム磁気回路を採用するほか、磁気回路と振動構造を進化させた「G-DMM」構造により、解像度が高く、リアリティー感溢れる低音域の再生を実現する。
高音・低音分離した独立筐体のネットワークは、高音質設計や高音質パーツの採用により、バイアンプ・バイワイヤリングに対応。クロスオーバー周波数は2.2kHz。外形寸法はウーファ・ツィータ用同寸法で78×195×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約480g(ウーファ用)/330g(ツィータ用)。ネットワークレスの単体販売も行なう。
DIATONEブランドの新カーナビフラッグシップシリーズ「NR-MZ200」も10月27日から発売される。