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Microsoft、4.5K液晶を倒してペン入力できるクリエイター用一体型PC「Surface Studio」

 米Microsoftは現地時間の26日、Surfaceブランドの新製品として、4.5K液晶一体型で、クリエイター向けのデスクトップパソコン「Surface Studio」を発表した。米国の直販サイトでは12月15日発売予定で、価格は2,999ドル(1TBハイブリッドドライブ/Core i5/8GB RAM)から。

クリエイター向けのデスクトップパソコン「Surface Studio」。デスクトップモード時

 28型で解像度が4,500×3,000ドット(192DPI)、高精細な「PixelSense Display」を採用しているのが特徴。4K解像度よりピクセル数が約63%多い。アスペクト比は3:2。

 タッチパネル仕様で、Surfaceペンを使った書き込みにも対応。1,024段階の筆圧検知が可能で、書きやすいようにディスプレイを倒して、製図台のように接地面から20度の傾斜で固定する事もできる。スタンドを立てている場合は「デスクトップモード」、寝かせた場合は「スタジオモード」とされ、スタンド構造は「Zero Gravity Hinge」と名付けられている。

タッチペンで書きやすくするため、ディスプレイを寝かせた「スタジオモード」
スタンド構造は「Zero Gravity Hinge」と名付けられている

 表示する色空間はAdobe sRGBやDCI-P3に対応。アクションセンターのボタンで、クリエイターがすぐに切り替えて作業する事もできる。

 CPUはクアッドコアの第6世代Core i5、i7が選択可能。GPUはGeForce GTX 965M 2GBメモリや、GeForce GTX 980M 4GBメモリが選べ、ビデオ編集ソフトのAdobe「Premiere Pro」などを快適に利用できるという。

 タッチペン操作だけでなく、ダイヤルをディスプレイに置いて、回す事でズームやスクロール、回転などが可能な周辺機器「Surface Dial」も利用可能。「Surface Dial」は11月10日に99ドルで発売予定。

 ストレージはハイブリッドドライブで、1TBか2TBを選択。メモリは8GB、16GB、32GBから選べる。無線LANやBluetooth 4.0にも対応。SDカードスロットやMini Displayport、ステレオミニのヘッドフォン出力も備えている。

背面

 OSにはWindows 10 Proを採用。ディスプレイ部の外形寸法は438.9×637.35×11.4mm(縦×横×厚さ)。ベース部分は220×250×32.2mm(同)。重量は9.56kg。

Introducing Microsoft Surface Studio