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4K対応TV出荷は前年比166.9%。電子機器全体の出荷額は微減。JEITA 10月統計

 電子情報技術産業協会(JEITA)は28日、2016年10月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。10月の電子機器の出荷金額は前年同月比97.6%の1,049億円。内訳は、映像機器が同94.8%の475億円、オーディオ関連機器は同100.2%の98億円。カーAVC機器は同100%の476億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 10月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比94.9%の35万2,000台。このうち、4K対応テレビは前年比166.9%の9万3,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は26.5%。4Kテレビの出荷金額は178億円で、薄型テレビ全体の出荷金額314億円に占める割合は56.7%となった。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比97.5%の12万8,000台で、テレビ全体における割合は36.5%。

 サイズ別では、29型以下が同84.1%の7万7,000台、30〜36型が同95.6%の11万台、37〜49型が同108.3%の11万台、50型以上が同87.4%の5万4,000台。構成比は順に22%、31.3%、31.4%、15.4%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比91.9%の21万1,000台。内訳は、BDレコーダが同88.6%の16万2,000台、BDプレーヤーが同104.8%の5万台。DVDビデオは同77.4%の3万9,000台。ビデオカメラは同113.7%の7万4,000台だった。

 システムオーディオの出荷台数は10万3,000台。スピーカーシステムは5万1,000台。ステレオヘッドフォンは前年比108.4%の69万台。ラジオ受信機は前年同月比89.4%の10万2,000台で3カ月ぶりのマイナス、ICレコーダは同86.2%の7万7,000台で2カ月ぶりのマイナスに転じた。

 カーAVメインユニットは前年比78.5%の20万4,000台で7カ月連続マイナス。カーナビは前年同月比104.9%の46万8,000台で7カ月連続プラス。