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GENELEC、小型の定番モニタースピーカーを高出力化した「8020D」と「8030C」

 GENELECのアクティブモニタースピーカー「8020」と「8030」がマイナーチェンジ。オタリテックが4月頃に発売予定としている。1台の価格は、「8020DPM」(ダークグレー)が67,000円、「8020DWM(ホワイト)が72,000円、「8030CPM」(ダークグレー)が95,000円、「8030CWM」(ホワイト)が10万円。ホワイトモデルは受注生産となる。

左が8020DPM、右が8030CPM

 1台にクラスDアンプを2基内蔵したバイアンプ構成の2ウェイ小型モニタースピーカー。小規模なスタジオなどスペースが限られた場所での利用を想定しており、「コンパクトサイズでありながらパワー感やスケール感を犠牲にしない」というコンセプトは新モデルでも継承したという。

 いずれも従来の8020C/8030Bから出力を50W(高域)+50W(中低域)に向上させており、最大音圧が4dBアップした。消費電力を抑えつつ電源回路の効率も向上させたという。なお、「音響特性や音質等はほぼ同じ」としている。

 その他の変更点として、ニアフィールド特性を改善させるDESKTOPスイッチが追加。また、背面の電源スイッチがプッシュボタンになっており、従来の8030Cでは前面にあった電源スイッチが背面に移っている。そのほか、前面のボリュームノブをなくして背面に±6dBの微調トリムが加えられた。

 両モデルは外形寸法が異なり、8030Cは189×178×285mm(幅×奥行き×高さ)、8020Dは151×142×226mm(同)。それぞれ従来モデルとサイズは変わらないため、マウント金具などは同じものが使える。

 現行モデルの8020Cと8030Bは在庫がなくなり次第、生産終了となる。なお、同じ8000シリーズの3機種「8010A」、「8040B」、「8050B」は変更せず、継続販売される。