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新日本無線、高音質化したフラッグシップオペアンプ「MUSES03」

 新日本無線は、MUSESオペアンプのフラッグシップモデル「MUSES03」の販売を開始した。高級オーディオ機器やプロオーディオ機器での採用を見込んでおり、参考価格は4,500円。

MUSES03

 プレミアムオーディオ機器向けの1回路入りJ-FET入力高音質オペアンプで、音質を重視した回路、材料、組立技術を用いて高音質を実現したという。高音質に加え、低入力バイアス電流、低雑音、超低歪率、高スルーレートを特長とし、I/V変換アンプ、プリアンプ、アクティブフィルター、ヘッドフォンアンプ、ラインアンプなどでの利用を想定している。

 フルバランス型の差動増幅回路を採用し、応答性やダイナミックレンジ、歪率の特性を向上。さらに、入力段と出力段を別チップとした2チップ構成により、相互干渉を低減したほか、リードフレームに無酸素銅を採用し、劣化を抑えた信号伝達を行なうことで、高音質化を図っている。

 入力段/回路数は、J-FET/1回路、電圧動作範囲は±3.5V to ±18V、全高調波歪率は0.00003% typ. (f=1kHz)、スルーレートはSR=35V/μs typ.、利得帯域幅積は12MHz typ.。