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新日本無線、最新の高音質化技術を投入した旗艦オペアンプ「MUSES05」

オペアンプ「MUSES05」

新日本無線は、高音質オーディオデバイス「MUSES」シリーズのフラッグシップとなるオペアンプ「MUSES05」の量産を開始した。高級オーディオや業務用オーディオ、カーオーディオ、ポータブルオーディオ機器などへの採用を想定。販売開始は10月頃を予定する。

MUSES(ミューズ)シリーズは、オーディオファンに"真実の音"を提供することを目的として開発した、高品位で原音に忠実な音を再現し、感性に響く音の追求をしたというオーディオ専用デバイス。

最上位オペアンプのMUSES05は、従来のオペアンプやディスクリート構成アンプでは、再現しきれなかった音楽情報を、余すことなく忠実に再現し、音楽を楽しむ事に特化。音質向上を実現する際の障壁になっていた生産性の制約を極力排除し、音質を重視した回路、材料、組立技術を用い高音質化を実現したという。

オーディオ用にプロセスチューニングし、音質を重視した専用トランジスタを開発した高音質プロセスほか、応答性・ダイナミックレンジ・歪率の特性を向上させたフルバランス型差動増幅回路、アンプ内の前段と後段の相互干渉を極限まで低減するため、回路の入力段と出力段を分離した2チップ構成などの高音質回路技術を採用した。

さらに、高音質素材として、リードフレームに高純度の無酸素銅を採用することで、低損失と高放熱化を実現。超低歪率、低雑音、高スルーレートなど優れたオーディオ特性を実現しているという。

パッケージサイズは4.5×5×0.78mm。入力段/回路数は、J-FET/1回路。動作電源電圧は、±3.5Vto±18V。全高調波歪率は0.00003% typ.(f=1kHz)。入力換算雑音電圧は7.5nV/√Hz typ.(f=1kHz)。スルーレートは、SR=40V/μs typ.。利得帯域幅積は12MHz typ.。