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オーディオNAS「fidata」、有償アップグレードでSSD×4基に強化。約19万円〜

 アイ・オー・データ機器は、ハイレゾオーディオNAS「fidata」シリーズ2機種のストレージ強化などを行なう有償アップグレードサービスを提供開始した。対象機種は4TB HDD搭載の「HFAS1-S10」と1TB SSDの「HFAS1-H40」。オーディオ専用設計SSDユニット4基に強化し、fidataシリーズ最上位機「HFAS1-XS20」相当の計2TB(500GB SSD×4基)とする。送料込みのアップグレード費用(税込)は、S10が19万2,240円、H40が24万6,240円。

 fidataシリーズのスタンダードNAS「HFAS1-H40/S10」のストレージを、最上位NAS「HFAS1-XS20」(64万8,000円)で採用しているX-Cluster Unitへアップグレードするサービス。XS20を新規購入するよりも少ない負担で、上位モデル相当として利用できるとする。同ユニットはSSD「SAMSUNG 850EVO」(500GB×4)を採用し、SSD 2台のクラスタリングでデータを均等に分散してアクセスし、電源負荷の偏りを抑えて平準化。専用リニア電源回路「リニアパワーコンディショナー」も備えるなど、オーディオ専用設計としているのが特徴。

SSDモデル「HFAS1-S10」(左上)とHDDモデル「HFAS1-H40」(右)

 アップグレードの内容は、S10はストレージが4TB HDD(2TB×2/WD AV-GPカスタム仕様)から、2TB SSD(500GB×4)に変更。H40は、既存の1TB SSD(500GB×2/SAMSUNG 850EVO)に、同型番・同容量のSSD 2台を加えて2TB SSDに増量する。

 メーカーで引き取り後にアップグレード作業を行ない、データも新規SSDに引き継ぐ。ただしH40は、2TB以上のデータが入っている場合は移行作業は行なわない。また、どちらもデータ内容の保証はされず、事前にバックアップをとることを推奨している。

 消費電力はどちらも従来の25Wから32Wに増える。点検・延長保証については「1年追加・総点検」となる。アップグレード後は背面に「UPGRADED」のマーク(シール)が貼られる。なお、底板の仕様はXS20と同じにはならない(S10/H40は冷間圧延2.3m厚鋼板、XS20は熱間圧延3.2m厚鋼板)。

 fidataシリーズは、アイ・オー・データ機器によるオーディオNAS。価格は、HFAS1-H40が32万円。S10のシルバーモデルは37万円、S10のブラック(K)モデルが40万7,000円。