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デノン、ディスクリートアンプ採用のBluetooth対応CDコンポ「D-M41」
2017年5月12日 13:10
ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドのハイコンポ「D-M41シリーズ」を6月中旬より発売する。価格は、ディスクリートアンプやBluetooth機能を搭載したCDレシーバ「RCD-M41」が42,800円、2ウェイスピーカー「SC-M41」がペアで17,800円。
カラーは、「RCD-M41」がプレミアムシルバー(SP)とブラック(K)、「SC-M41」がチェリー(CW)とブラック(BK)の各2色。
CDレシーバ「RCD-M41」
「デノンのHi-Fiオーディオコンポーネントの設計思想をコンパクトなボディに凝縮した」という。CDプレーヤーとFM/AMラジオに加え、新たにBluetooth受信機能を搭載。対応するスマートフォン/タブレットやパソコンとワイヤレス接続して音楽再生できる。高音質コーデックのAACもサポート。また、前面のBluetoothボタンの長押しでBluetooth機能をオフにもできる。
CDプレーヤー部には、Hi-Fiオーディオで培った制振技術を投入し、信号を高精度で読み取るメカニズムを採用。CD-R/RWに書き込んだMP3/WMAファイルも再生できる。ワイドFM対応のFM/AMチューナも搭載し、最大で40局のプリセット登録が可能。
パワーアンプには、新たにディスクリート回路を採用。最大出力は30W×2ch(6Ω)。サウンドマネージャーと音質担当エンジニアが試作と試聴を繰り返し、厳選したパーツと徹底的なサウンドチューニングで、クラスを超えた高音質を追求した。ノイズフロアは従来モデル「RCD-M40」の50%以下に抑えてサウンドステージの透明感を向上させたほか、ドライブ段の電流リミッターを排除してスピーカー駆動力を高め、ダイナミックな音楽再生を可能にした。
内部設計は、信号ラインを左右チャンネルを対称にレイアウトして最短化。基板上の電源ラインを低インピーダンス化することによりハイスピードで安定した電源供給を実現。デジタル回路とプリアンプ回路には、フルサイズオーディオ「1600NEシリーズ」にも使用されている、Hi-Fiオーディオグレードのカスタムコンデンサや薄膜高分子積層コンデンサ、カーボン抵抗などを使用。電源部は、トランスの巻線からデジタル回路とアナログ回路を分け、回路間の干渉とノイズを抑制している。
音量に合わせて低音域を増幅するSDB(スーパーダイナミックバス)や、好みの音質に調整できるイコライザを装備。スピーカー「SC-M41」の特性に合わせた音響性能が得られるように信号処理をする「スピーカー最適化フィルタ」も備える。
入力端子は、最大192kHz/24bitのリニアPCM入力に対応する光デジタル2系統と、アナログ音声1系統を装備。スピーカー端子には、バナナプラグにも対応する金メッキ処理のスクリュータイプを採用。サブウーファプリアウトも1系統備えている。
ヘッドフォン出力も備え、専用アンプを搭載。電圧増幅段にはハイスピード、ローノイズな高速オペアンプ、出力バッファにはディスクリート回路を採用している。ゲインは3段階で切り替え可能。なお、ヘッドフォンとスピーカー出力は排他利用となる。
外装は、デノン「NEシリーズ」のデザインコンセプトを継承。4段階のディスプレイディマー、ディスプレイオフ、スリープタイマーなどが利用できる。消費電力は70W(待機時0.3W)。外形寸法は210×309×115mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.2kg。
スピーカー「SC-M41」
2.5cmのソフトドームツィータと、12cm径のペーパーコーンウーファを搭載した2ウェイのコンパクトスピーカー。
ツイータは、振動板の外周を支えるエッジの背面構造を見直し、内部の空気圧を最適化。ピストンモーションのバランスを整え、クリアな再生を実現する。磁気回路にはアルミ製のショートリングを追加し、高音域の歪みを大幅に改善した。
ウーファは、エンクロージャ背面のバスレフダクトを用いて、豊かな量感とキレのよさを両立。振動板を支えるサスペンション形状を最適化してピストンモーションのバランスを改善、歪みを低減した。
エンクロージャは15mm厚のMDFを使用。サイドパネルの間と各パネルの結合部分を補強して剛性を高めた。スピーカーターミナルはスクリュータイプで、バナナプラグにも対応する。従来よりも断面積を58%アップしたケーブルが付属する。
再生周波数帯域は45Hz~40kHz。入力インピーダンスは6Ω。最大許容入力は60W。平均出力音圧レベルは83dB(1W/1m)。クロスオーバー周波数は3kHz。外形寸法は145×234×238mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.6kg。