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デノンHi-Fi設計と高音質パーツ投入で約3.5万円の新提案ミニコンポ「D-T1」

ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドのコンパクトコンポ「D-T1」を10月上旬に発売する。価格は35,800円。CD、FM/AMラジオ、Bluetoothのレシーバ部と、木製エンクロージャのスピーカーで構成する。

D-T1

Hi-Fiオーディオで培った回路設計技術、ノウハウ、高音質パーツを用いて作り込んだというミニコンポ。上位機「RCD-M41」(’17年発売)をベースに開発しており、「デノンサウンドを簡単に、手に届きやすい価格帯で楽しめる」ことを目指したエントリーモデルながら、グレードの高いフィルムコンデンサを投入するなど音作りにこだわっている。デノンのサウンドマネージャー、山内慎一氏がサウンドチューニングを担当した。

D-T1
レシーバ部前面。スロットインCDドライブを備える

デジタル回路、アナログ回路、増幅回路、電源部をブロックごとに分けて回路間の干渉を防止する「セパレート・ブロック・コンストラクション」を採用。信号経路の最短化による「シンプル&ストレート・シグナルパス」も導入。振動対策として、RCD-M41と同様の、1mm厚の頑丈なスチールシャーシを採用。電源部にはスチールプレートを追加し、2層構造として振動の悪影響を排除した。

高級オーディオ譲りの高音質設計。サウンドマネージャーの山内氏は「パッと聞いて良い音だな、と思ってもらえるような音作りをした」という

クラスDのパワーアンプを採用、定格出力は15W×2ch(6Ω)。CDプレーヤーに加え、ワイドFM対応のFM/AMチューナ、Bluetooth受信機能、光デジタル音声入力、RCAのアナログ音声入力も各1系統搭載する。光デジタル入力は96kHz/24bitまで対応する。

背面

Bluetooth 4.0に準拠。コーデックはSBC/AACに対応。プロファイルはA2DP 1.2/AVRCP 1.4をサポートする。

クロック/アラーム再生機能を備え、指定した時刻に、あらかじめ設定した入力ソース(CD/FM/AM)の音声を再生できる。スリープタイマーやオートスタンバイ機能も利用可能。

消費電力は30W。待機時は0.3W/7W(通常スタンバイ時/クロックモード時)。外形寸法は210×296×105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.8kg。リモコンも付属する。

スピーカーは木製エンクロージャを採用。2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ型で、ツイータは2.5cmのソフトドーム、12cm径のペーパーコーンウーファで構成。リアバスレフとなっている。

再生周波数帯域は50Hz~20kHz、インピーダンスは6Ω。外形寸法は152×255×242mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1台3.4kg。リモコンが付属する。

付属のリモコン