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神保町でハイレゾ体験、未発売モデルや特価販売も。DigiFi「ハイレゾパーク」

 ステレオサウンドは、ハイレゾ/PCオーディオ専門誌DigiFi(デジファイ)のイベント「ハイレゾパーク Vol.8」を6月2日に東京・神保町の書店「書泉グランデ」(東京都千代田区神田神保町1-3-2)7Fイベントホールで開催している。入場は無料。出展社によるイヤフォン/スピーカーやハイレゾプレーヤー、オーディオアクセサリなどが展示され、試聴や販売も行なわれている。開催時間は2日の20時30分まで。

「ハイレゾパーク Vol.8」会場は、神保町の書泉グランデ。6Fまではエレベーター、そこから階段で会場の7Fへ

 “テイラーメイドイヤフォン”を手掛けるJust earのブースでは、「XJE-MH2」をウォークマンと組み合わせて試聴可能。既報の通り、Just earは4月1日から従来のソニーエンジニアリングからソニービデオ&サウンドプロダクツに移管され、ソニーのオーディオブランド強化にも加わる形となっている。

Just ear「XJE-MH2」をウォークマンと組み合わせて試聴可能
開発を手掛けた松尾伴大氏が製品について説明してくれる

 Meridian/MQAブースでは、MQA-CDなどを、Meridianヘッドフォンアンプで試聴可能。通常のCDプレーヤーでも再生可能なMQA-CDは、UNAMASレーベルの新作のほか、Chesky RecordsがリリースしたCamille Thurman「Inside The Moment」などリリースが増え、注目度も高まっているという。会場ではMeridianの「Prime」ヘッドフォンアンプ/プリアンプや、USB DAC「EXPLORER 2」などのイベント特価販売も行なっている。

MQA-CDラインナップが増加
Meridian製品を試聴可能、販売も

 城下工業のSound Warriorは、ヘッドフォン「SW-HP20」と、SOUND WARRIORシリーズのヘッドフォンアンプやパワーアンプ、クロックジェネレーターなどの小型オーディオ「SW Desktop-Audio」シリーズを展示。また、発売未定の製品だが、同シリーズ全機種への電源供給ができるパワーサプライ「SWD-PS10(仮)」も参考展示している。

SOUND WARRIORシリーズ製品。左が参考展示のパワーサプライ「SWD-PS10(仮)」
5出力を装備(写真は開発中のもの)

 Olasonic(東和電子)は、小型コンポの「NANOCOMPO」シリーズ製品を展示。タマゴ型スピーカー「TW-S5」や「TW-S7」、「TW-D7IP」を販売しており、購入者にキャリングケースなどのプレゼントも行なっている。

「NANOCOMPO」シリーズを試聴可能
タマゴ型スピーカー「TW-S9」などを展示/販売

 伊藤屋国際では、6月後半に発売予定のSHANLING製ハイレゾプレーヤー「M2s」を展示。25,000円前後の低価格ながら、DSD 11.2MHzのネイティブ再生ができるという。既存の超小型プレーヤー「M1」(14,800円/税込)に続く注目モデルとなりそうだ。

SHANLING製ハイレゾプレーヤー「M2s」(左)と、現行モデル「M1」(右)

 xDuooブランドのハイレゾプレーヤー「NANO-D3」も展示。Bluetoothでヘッドフォンへの発信だけでなく、レシーバとしてスマホや他のプレーヤーからの受信もできるのが特徴。

xDuooのハイレゾプレーヤー「NANO-D3」

 KZ(Knowledge Zenith)製の低価格なハイブリッドイヤフォン「ZST」も展示。ダイナミック型×1とバランスド・アーマチュア×1の構成で、ハイレゾパーク特価は2,600円。シンプルなパッケージも特徴的。この他にも、1万円以内という低価格な完全ワイヤレスイヤフォンなどを参考展示している。

KZの低価格ハイブリッドイヤフォン「ZST」
1万円以内という完全ワイヤレスイヤフォンも発売予定

 ヘッドフォンスタンドを手掛けるCopper Colourのブースでは、BELDENのステレオミニケーブルなど、ショートケーブルの特価販売なども行なっている。

Copper Colourのスタンド
BELDENのケーブル

DigiFiコラボ製品やケースなど

 雑誌DigiFiは、ハイレゾやPCオーディオの新製品や使いこなしのノウハウなどを紹介しているほか、メーカーと協力して開発したオリジナルのDACやアンプの基板などの付録が用意されることでも知られる。こうした付録に合わせて開発されたケースや、付録を組み合わせたシステムも紹介されている。

様々な付録が企画されている

 N2 Factoryは、アナログボリュームユニット「NM-25」を展示/販売。DigiFi付録のケースとサイズが合っており、組み合わせて利用するのに適しているほか、アナログプレーヤーなど他のオーディオのシンプルな単体ボリュームとしての利用も想定している。また、Raspberry Pi用ケース「NM-RP3」は、アルミ削り出しながら9,800円の低価格となっている。

N2 Factoryのアナログボリュームユニット「NM-25」
Raspberry Pi用ケース「NM-RP3」

 奥澤Ozは、DigiFi付録のヘッドフォンアンプや、パワーアンプと組み合わせられるスチールケースを展示/販売。ミリタリーカラーのバージョンとなっている。Raspberry Pi用ケースも展示/販売している。

奥澤Ozの製品

 プラストワークは、DigiFi付録と組み合わせるアルミシャーシを展示。スピーカーエンクロージャー、4枚の基板4枚を収納できるモデルを用意している。

プラストワークのケース

 「ラズパイオーディオの会」は、Raspberry Piでオーディオを楽しんでいる人や、これから始めたい人などが集まって、自由に交流できるという会。メーリングリストに参加することで会員になれて、ラズパイオーディオに関する質問をすると、詳しい人が教えてくれることもあるという。

会長の松本壮史氏が自作したラズパイオーディオが展示。楽しみ方を紹介している
松本壮史会長(中央)と、会員の皆さん
DigiFi 17号付録パワーアンプを使った、シンプルながら味わいのある音が楽しめるアナログプレーヤーの再生デモ
ヘッドフォンのバランス/アンバランス接続比較試聴などもできる
雑誌DigiFi最新号や、1日に発売されたばかりの「Stereo Sound」最新号なども販売されている
ケーブルセットやプラグなどのアクセサリ販売も
開催時間は20時30分まで
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Digi Fi No.26