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4.6型に最新カメラ内蔵「Xperia XZ1 Compact」。18mm超広角自撮り

 ソニーモバイルコミュニケーションズは31日、4.6型HDディスプレイのコンパクトなボディにSnapdragon 835や最新カメラ機能などを搭載した「Xperia XZ1 Compact」を発表した。日本を含むグローバルで順次発売し、発売時期は地域により異なる。OSはAndroid 8.0 Oreo。

Xperia XZ1 Compact

 ドイツ・ベルリンで9月1日(現地時間)より行なわれる「IFA 2017」の開幕前プレスカンファレンスで披露。HDR対応の5.2型フルHD液晶を備えたモデル「Xperia XZ1」も同日に発表した。XZ1は別記事で掲載している。

 4.6型1,280×720ドットのトリルミナスディスプレイ for mobileを搭載。XZ1とは異なり、HDRには対応しないが、外形寸法129×65×9.3mm(縦×横×厚さ)、重量143gの小型ボディに最新のSnapdragon 835を搭載するほか、カメラ機能など多くの部分はXZ1と共通した“妥協しないプレミアムコンパクト”としている。カラーはブラック、ホワイトシルバー、ホライズンブルー、トワイライトピンクの4色。

ブラック

 Bluetooth 5.0対応で、コーデックはLDACに加えてaptX HDにも新たに対応。aptX HD接続時は対応ヘッドフォンとの組み合わせで最大48kHz/24bitのハイレゾ音源(576kbps)も伝送できる。LDACは最大96kHz/24bit(990kbps)。

 ハイレゾ再生に対応し、圧縮音楽もハイレゾ相当の音質に変換再生するDSEE HXも搭載。デジタルノイズキャンセリング機能も備える。PlayStation 4のリモートプレイにも引き続き対応。

ホワイトシルバー
ホライズンブルー
トワイライトピンク

 メインカメラは1,900万画素の1/2.3型CMOSで、最高960fpsのスーパースローモーション撮影に対応。4K動画も撮影できる。シャッターを押す前の写真も自動で保存する「先読み撮影」を強化し、笑顔を検知して自動で保存。決定的な瞬間を逃さず記録可能。笑顔検出により、シャッターを押す5秒前までのタイミングで最大4枚記録できる。

 フロントカメラは800万画素。XZ1との違いとして、18mm相当(画角120度)の超広角レンズを搭載(XZ1は22mm)。これにより、複数人でのセルフィー時も背景を加えた画角で撮影できる。人物を中心とした通常画角にワンタップで切り替えることも可能で、その場合は28mm相当(画角80度)の中央部を切り出して800万画素に超解像処理を行なう。

 動く被写体に追従する「オートフォーカス連写」にも対応。AF/AE追従により秒間10コマ/最大10秒の100枚まで連続で撮れる。

 また、人の顔などを3D撮影できる「3Dクリエーター」にも対応。被写体の周りを180度または360度回りながら撮影することにより、1つのレンズで立体的な静止画が記録できるソニー独自の3D撮影技術を採用したもので、アプリ上で3Dアバターにしたり、SNSでのシェアや、3Dプリンタで出力するデータにも使える。3Dデータの拡張子は.objで、対応するSketchfabなどのサイトに投稿できる。GIFなどに変換することも可能。

 CPUはオクタコア 64bit、RAMは4GB。ストレージは32GB。バッテリ容量は2,700mAhで、連続使用時間は従来機と同等としている。インターフェイスはUSB 2.0 Type-Cで、Quick Charge 3.0に対応。Qnovoのバッテリ制御技術も引き続き搭載。バッテリの状態に合わせて最適な充電が行なえ、長寿命を実現する。

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac。指紋認証にも対応する。本体は強度の高いグラスファイバー強化プラスチック(GFRP)で、背面と側面を覆う“バスタブ構造”によってねじれや曲げに強い高強度を実現。上下にはダイヤモンドカットのメタルパーツを配置。この部分はアンテナとしても機能する。IP65/68の防水防塵仕様。