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ヤマハ、無線/有線で“音が同じ”にこだわったBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」

 ヤマハは、Bluetoothヘッドフォン「HPH-W300」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27,800円前後。カラーはブラックのみ。有線接続時はハイレゾ再生にも対応する。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、eイヤホン、ヤマハ銀座店1Fで先行試聴も可能になる予定。

ヤマハ、無線/有線で“音が同じ”にこだわったBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」 ヤマハのBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」
ヤマハのBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」

 密閉型のBluetoothヘッドフォン。低域から高域まで、音楽リスニングに最適な音を実現したという。有線での接続も可能で、その際はハイレゾ再生にも対応する。Bluetoothは4.2に準拠し、コーデックはSBC、AAC、aptXに対応する。

ヤマハ、無線/有線で“音が同じ”にこだわったBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」 ハウジングは密閉型
ハウジングは密閉型

 40mm径のドライバを搭載。有線接続時、インピーダンスは32Ω(1kHz)、出力音圧レベルは107dB/mW(1kHz)。再生周波数帯域は20Hz~40kHz。

 ドライバを格納した音響スペースを完全にハウジング内で独立させ、音響スペースの構造を左右で同一にする事で、Bluetoothヘッドフォンながら自然な音を追求。さらに、無線接続と有線接続で、音の傾向が同じになるようこだわって開発されている。チューニングも電気的なイコライジングに頼らず、イヤーパッドなどの部品を繰り返し試聴し、アコースティックにチューニングしている。

 ハウジングはヘッドバンドに対して約15度傾斜させ、密着感をサポート。イヤーパッドは低反発素材の立体縫製。メッシュ素材のヘッドバンドも装着感をアップさせている。

ヤマハ、無線/有線で“音が同じ”にこだわったBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」 イヤーパッドは低反発素材の立体縫製
イヤーパッドは低反発素材の立体縫製

 ハウジングにタッチセンサーコントロールを備えており、指で時計回り/反時計回りになぞることで、ボリュームの増減が調整可能。再生、一時停止、曲送り/戻し、通話操作もできる。Siriなどの音声操作にも対応可能。

ヤマハ、無線/有線で“音が同じ”にこだわったBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」 ハウジングを指で時計回り/反時計回りになぞることで、ボリュームの増減が調整可能
ハウジングを指で時計回り/反時計回りになぞることで、ボリュームの増減が調整可能

 バッテリの持続時間は、再生が約24時間、充電所要時間は約3時間。重量は297g。キャリングケースやUSB給電ケーブル、ステレオミニの有線接続ケーブルが付属する。

ヤマハ、無線/有線で“音が同じ”にこだわったBluetoothヘッドフォン「HPH-W300」 端子部
端子部

音を聴いてみる

 BluetoothのaptX接続で試聴したが、音場が広く、くぐもった感じはまったくなく、クリアでワイドレンジなモニターサウンドが展開する。ワイヤレスだからというマイナスポイントを感じさせないサウンドだ。

 Bluetooth/有線接続の音質の差は、こだわって開発したというだけあり、特筆すべきレベルで少ない。有線ヘッドフォンとしても、使い手のある製品と言えるだろう。

 低音が強烈だとか、何か飛び抜けた特徴があるわけではないオーソドックスなBluetoothヘッドフォンだが、音質や使い勝手、無線/有線の音質差など、ベーシックな実力を高めたモデルと言えるだろう。