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ヤマハ、音のためあえて左右にバッテリを搭載したBluetoothイヤフォン「EPH-W53」
2017年10月18日 13:00
ヤマハは、Bluetoothイヤフォン「EPH-W53」を12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,800円前後。カラーはチタンのみ。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、eイヤホン、ヤマハ銀座店1Fで先行試聴も可能になる予定。
低域から高域まで、バランスの取れた、レンジの広い自然な音を目指したというネックバンド型のBluetoothイヤフォン。6.4mm径のダイナミック型ユニットを搭載。ハウジングの中の、鼓膜の近い位置に配置する事で、歪の少ない音を実現したという。
Bluetoothは4.1に準拠。コーデックはSBC、AAC、aptXに対応。
本体のデザインは、掴みやすく、着けやすいものになっている。装着感をアップさせるため、イヤーピースは単一のシリコン素材を使うのではなく、内側に硬いシリコン、傘の部分に柔らかいシリコンを組み合わせたものを採用。サイズはLL、L、M、S、SSを用意する。
外介に触れる部分にはスタビライザーを装備。スタビライザーのサイズもLL、M、Sの3サイズ同梱しており、ユーザーが選択できる。
左右のハウジングにVARTA製のバッテリを搭載し、左右イヤフォンのバランスにも配慮した。
マイク付きリモコンをケーブルに備え、再生/一時停止、曲送り/戻し、音量調整、通話の制御が可能。Siriなどの音声操作にも対応できる。
再生周波数帯域は20Hz~20kHz。バッテリの持続時間は再生で約7時間、充電で約2時間。ケーブルの長さは520mmで、タッチノイズを抑えるセレーション加工を施している。重量は14g。
音を聴いてみる
スタビライザーとイヤーピースを細かく選べるため、装着感は良好だ。前述の通り、バッテリを片側のイヤフォンにだけ搭載するのではなく、あえて左右それぞれに搭載する事で、重量バランスの差も抑えられている。
またこれにより、内部構造の同一性も左右で追求されており、右と左のイヤフォンでの音の揃い具合にも効果があるようだ。
aptXでスマートフォンと接続して試聴。サウンドは中低域にパワフルさがあり、迫力のある音だ。Bluetooth接続により、音が痩せたような感じは一切受けない。音圧も豊かで、どちらかというとドラマチックなサウンドだ。
中高域の見通しや抜けは良好。音楽を楽しく聴かせてくれるバランスに、モニター風の細かな描写力も加わってる。完全にモニターライクと呼ぶには、低域がパワフル過ぎる部分もあるが、音楽リスニングを楽しむという面ではこちらの方が気持ち良く、気に入る人もいるだろう。