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dCS「Vivaldi One」や「Rossini」などがMQA再生に対応

 英dCSは、既発売の「Vivaldi One」や「Rossini」などのDAC搭載製品において、ハイレゾのMQA形式に対応するアップデートを10月より順次行なうと発表した。

dCS「Vivaldi One」や「Rossini」などがMQA再生に対応 dCS「Vivaldi One」
dCS「Vivaldi One」

 対象モデルは現行の全DAC製品で、アップデート時期は、「Rossini」が10月、「Vivaldi One」と「Network Bridge」が11月、「Vivaldi DAC」と「Vivaldi Upsampler」が12月。ファームウェアをインターネット経由でダウンロード提供する。

 MQAはハイレゾオーディオ信号を効率良くエンコードして伝送できる点が特徴。サンプリングレートや量子化ビット数に依存するのではなく、「時間軸の精度」と「無変調ノイズ」に着目。MQAエンコードされた曲は、対応デコーダがなくてもCDクオリティで楽しむことができ、MQAデコーダがあれば「スタジオで収録された時の音そのもの」を聴けるという。

 dCSのDAC製品は、デジタルのストリームからアナログへの変換のプロセスを、独自のソフトウェアとディスクリートのハードウェアによって行なう。今回のアップデートにより、MQAは768kHzまでのレンダリングに対応する。

dCS「Vivaldi One」や「Rossini」などがMQA再生に対応 Network Bridge
Network Bridge