4K/15.6型液晶が実売12万円。バッテリ駆動もできるエーディテクノ「UH1560」

　エーディテクノは、15.6型の業務用4K液晶ディスプレイ「UH1560」を12月21日に発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は12万円前後。映像製作現場での確認や、研究開発、工場ラインでの監視用、デジタルサイネージなどの用途を想定。11月15日～17日に幕張メッセにて開催される「Inter BEE 2017」にも出展する。

UH1560

　15.6型で4K解像度(3,840×2,160ドット)のIPS液晶パネルを備えた、重量約1.36kg(スタンド除く)、薄さ約36mm(本体のみ)のディスプレイ。4K/60p対応のHDMI 2.0とHDMI 1.4を各2系統ずつ搭載し、著作権保護のHDCP 2.2/1.4もサポートする。DisplayPort 1.2とアナログRGB(D-Sub 15ピン)入力も各1系統備える。

　4つのフルHD映像を同時表示する「4分割画面表示」や、2つの映像を上下または左右に表示させる「2分割画面表示」や、PinP(子画面表示)に対応。映像制作向けのアシスト機能として、セーフティーエリアを示すセーフティーマーカー機能なども備える。

　本体上下左右側面4カ所に1/4インチネジ穴を、背面中央にVESAマウント(75mmピッチ、100mmピッチ)のネジ穴を装備。三脚やアームなどでの設置や壁掛けでも利用できる。画面の反転表示や回転表示にも対応。誤操作での本体設定内容変更を防止するボタンロックにも対応する。

　消費電力は17W。電源は付属ACアダプタを利用するほか、外部バッテリ動作にも対応。市販のVマウントバッテリプレートからの4ピンミニXLR接続に対応し、バッテリプレートを取り付ける専用ネジ穴も背面に備える。DCコネクタの接続部はロック式で、設置現場でのケーブル抜けを防止できる。

　スタンドを除く外形寸法は、383×36×239mm(幅×奥行き×高さ)。無段階角度調整が可能な低重心自立スタンドが付属。設置場所に合わせて角度調整でき、折り畳んだ状態でも使用できる。スタンド底面に壁掛け用フック穴も備える。リモコンも付属する。

　別売でU型自立スタンド「UH15-STD」や、屋外使用向けの大判サンシェード「UH15-SUS」などを用意する。