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FiiO、バランス/DSD対応のUSB DAC/ポタアン「Q1 Mark II」。最上位「Q5」も
2017年11月3日 10:30
エミライは3日、FiiOのUSB DAC内蔵ポータブルアンプ「Q1 Mark II」を取り扱い開始する。2.5mm 4極バランス出力も備え、DSD 11.2MHzのネイティブ再生に対応するのが特徴。国内での発売時期や価格は未定だが、2万円以下など、リーズナブルな価格帯の製品になる予定。11月3~4日のヘッドフォン祭で展示されている。
DACに旭化成エレクトロニクスの「AK4452」を搭載。DSDは11.2MHz、PCMは384kHz/32bitまでのデータに対応。micro BのUSB入力を備え、Android端末やPC、iOS機器とのデジタル接続が可能。XMOSのUSBコントローラーを採用し、アシンクロナス伝送ができる。デバイスからの入力信号を自動検知する機能や、DSDの信号表示LEDも備える。AppleのMFi認証を取得しており、付属のLightning-micro BケーブルでiPhoneなどと直結して利用できる。
2.5mm 4極バランス端子とシングルエンドのステレオミニを各1系統装備。アンプ部は左右独立構成のローパスフィルタ、ボリューム、バッファ段によるオーディオ回路を採用して高音質化を図った。出力は200mW(BAL/32Ω)、75mW(PO/32Ω)。推奨ヘッドフォンインピーダンスは16Ω~150Ω。
音量ボリュームには新日本無線のデジタルボリューム(NJU72315)を採用し、左右チャンネルの音量差を生じるギャングエラーを抑えて快適に利用できるという。そのほか、High/Lowのゲイン設定や、ディスクリート方式の専用回路を使ったBass boost機能も搭載する。
筐体は金属製で、手に取ったときに馴染みやすい丸みのあるデザインとした。内蔵バッテリの容量は1,800mAhで、連続駆動時間はUSB入力利用時で約10時間、アナログ入力で約20時間。外形寸法は59×99×12.5mm(幅×奥行×厚み)、重量は101.5g。
付属アクセサリーを充実させており、microUSBショートケーブルやステレオミニのオーディオケーブル、シリコンバンド(大×2・小×2)、スマホなどとの間に挟む保護パッドなどを同梱する。