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beyerdynamic、初のテスラドライバ搭載BTヘッドフォンAventho Wireless JP 12月発売

 ティアックは、独beyerdynamicの新製品として、テスラテクノロジーを導入した初のBluetoothヘッドフォン「Aventho Wireless JP」を12月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は62,000円前後。カラーはブラウンとブラックを用意する。

「秋のヘッドフォン祭 2017」で展示された、「Aventho Wireless JP」ブラックモデル

 「秋のヘッドフォン祭 2017」で概要が発表されていたが、発売時期や価格が発表された。1テスラ(=10,000ガウス)を超える強力な磁束密度を生み出すテスラテクノロジーを投入したBluetoothヘッドフォン。ポータブルヘッドホン「T 51 p」の後継モデルと位置づけられている。ダイナミック型ユニットで、ハウジングは密閉型。

 BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDをサポート。高音質での伝送が可能。

ブラウンモデル
ブラックモデル

 ハウジングがタッチパッドになっており、タップやスワイプによって音量調整や再生制御などの操作が可能。マイクも備え、ハンズフリー通話も可能。

ハウジングがタッチパッドになっており、操作が可能

 なお、3.5mmのステレオミニケーブル(1.2m)も同梱しており、有線接続でも利用可能。その際はハイレゾ再生に対応する。再生周波数特性は10~40kHz、インピーダンスは32Ω、許容入力は100mW。

 イヤーパッドやヘッドバンドには合皮を採用。イヤーパッドはT 51 pよりも少し大きくなっている。

アプリでサウンドをパーソナライズ

 「MIY」(Make it Youres)というスマホ向けのアプリも用意。ドイツにあるMimi Hearing Technologiesというメーカーと共同開発したもので、同社は聴覚を科学的、医学的に研究しており、個々の人間の聴力にあわせたサウンドを提供する技術を持っている。

「MIY」(Make it Youres)アプリでサウンドをパーソナライズ

 アプリを立ち上げると年齢を聞かれ、その後に片耳約3分程度の聴力テストがスタート。それをもとに、サウンドプロファイルが作られ、そのデータをアプリからヘッドフォン本体に転送する事で、リスナー個人の聴覚に合った再生ができる。

 アプリには、ユーザーがどのくらいの音量で聴いているかなどを分析する「サウンドパーソナライゼーション」機能も搭載。「少し休憩しましょう」など、耳の負荷にあわせたアナウスなどをしてくれる。アプリからは、ハウジングのタッチ操作の感度設定も可能。アプリはドイツ語、英語に対応。今後日本語アプリの開発も決定している。

 ヘッドフォンのワイヤレスでの再生時間は最大20時間。充電はUSB Type-C端子を介して行なう。充電時間は約2時間。ケーブルを省いた重量は238g。