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バスパワーでDSD再生する超小型DACアンプ「TAKT PRO」。LottoやCaynは新プレーヤー
2017年11月3日 19:06
11月3日~4日に東京・中野サンプラザで開催中の「秋のヘッドフォン祭 2017」において、オヤイデ電機はCOZOYブランドのスティック型USB DAC/ヘッドフォンアンプ新モデル「TAKT PRO」を参考展示している。価格や発売日は未定。
スティック型/バスパワーでDSD 11MHzも対応の「TAKT PRO」
スリムな超小型のUSB DAC/ポータブルアンプで、オーディオプレーヤーやAndroid/iOS端末、PCなどからのバスパワーで動作。'16年に発売したLightningケーブル直出しモデル「TAKT」の上位機で、新たにmicroUSB端子でケーブル交換できるようになった。また、DACチップにESSのSABRE ES9018Q2Cを搭載してDSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitに対応するなど再生機能も強化している。出力はステレオミニのヘッドフォン端子。
付属ケーブルとして、microUSBや、Lightning、USB Aの3本が付属するほか、音質のグレードをアップしたLightningケーブルなど、オプションのケーブル販売も検討しているという。USBでPC接続もできることから、オーディオリスニングだけでなく、DAWなどを使う音楽制作用途での利用も想定しているという。
LottoハイレゾプレーヤーやiFiの新USB DACなど
トップウイングサイバーサウンドグループのブースでは、Lottoブランドのハイレゾポータブルプレーヤー「PAW 5000 MKII JP Edition」や、フラッグシップモデルPAW Goldをマイナーチェンジした2017年モデル「PAWGold2017」を展示。
PAW 5000 MKII JP Editionは、11.2MHzまでのDSDや、384kHzまでのPCMなどを再生可能。新たに旭化成エレクトロニクスのDACチップ「AK4490EN」を採用し、DSDは11.2MHzのネイティブ再生に対応。DXDはPCM 384kHzまで対応する。ヘッドフォンはステレオミニのアンバランスと、2.5mm 4極バランスを装備する。
iFi-Audio製品では、11月3日に発売したUSB DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「nano iDSD Black Label(BL)」を披露。nano iDSDの後継モデルで、出力285mW×2ch(32Ω)のヘッドフォンアンプを内蔵。USB DACとして、DSDは11.2MHz、PCMは384kHzまでサポート。MQAの再生にも対応している。
ESS DAC採用ハイレゾプレーヤーのCayn「N5ii」
コペックジャパンは、ハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「N5ii」を展示。11月後半から12月ごろに発売予定としている。価格は未定。
N5はDACチップに「AK4490EQ」を搭載しているが、新モデルのN5iiは、ESSのES9018K2Mに変更。据え置きの機器などに使われているDACチップを、ポータブルに最適化したという。DSD 5.6MHzや、PCM 384kHzなどの再生に対応する。
ヘッドフォン端子はステレオミニのアンバランスに加え、2.5mmのバランスも装備。内蔵のストレージは32GB。microSDのデュアルスロットも備え、合計最大544GBまで拡張できる。