ニュース
スマホへ直接CDを取り込む「CDレコ」が高速化、5GHz/11ac対応モデル
2017年11月22日 12:22
アイ・オー・データ機器は、音楽CDの曲を直接スマートフォンに取り込めるドライブ「CDレコ」の新モデルとして、5GHz帯(IEEE 802.11ac)の高速転送に対応した「CDRI-W24AI2シリーズ」を11月末に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,800円前後。カラーはライトグレージュとアイスグレーの2色。
パソコン不要でCDから曲をリッピングし、ワイヤレスでiOS/Androidスマートフォンに取り込めるCD/DVDドライブ。電波干渉に強く高速な5GHz帯(11ac)対応はCD/DVDドライブで世界初としており、CDの取り込みを高速化したのが特徴。60分のCDを約5分でスマートフォンに取り込める。無線LANは2.4GHz帯にも対応し、IEEE 802.11a/b/g/n/acをサポートする。
CD取り込みと再生は専用アプリの「CDレコ」を使用。リッピング形式は、AACと、ロスレス圧縮のApple Lossless(ALAC)またはFLACが選択可能。iPhoneの場合はALAC、Androidの場合はFLACとなる。AACのビットレートは96~320kbpsまでの4段階から選べる。
Gracenoteの音楽データベースに対応し、リッピング時にインターネットからジャケット写真や曲名などの情報を自動で取得して付与できる。CDレコで取り込んだ曲だけでなく、Android内や、iTunes経由で転送した楽曲もアプリで再生可能。
スマホに取り込んだ楽曲を、パソコンを使わずCD-R/RWに書き出す音楽CD作成機能も備える。また、スマホを機種変更する際に、スマホ操作だけでDVDメディアに曲をコピーして新しい機種に移すことも可能で、AndroidとiOS間で相互に移行できる。
プレイリストやシャッフル再生も可能。AirPlay対応のスピーカーなどにもワイヤレスで音楽出力できる。歌詞表示機能や、CD情報やアーティスト関連情報をチェックできる「CDブックレット機能」にも対応する。
別売Bluetoothマイクでカラオケも楽しめるほか、CDレコアプリで表示する歌詞を他の人と共有できる「歌いまっし」機能も搭載。家族や友人のスマホにもCDレコアプリをインストールすることで、今聴いている曲の歌詞を表示できる。ユーザーによる再生回数を集計した音楽再生ランキングもアプリ内で公開。性別、年代、地域別などで、他のユーザーがどんな曲を聴いているかチェックできる。
そのほか、DVD再生アプリ「DVDミレル for CDレコ」を追加購入すると、CDレコのドライブを使って、スマホやタブレットでDVDが再生できる。
本体は「CDレコ史上、最も美しくシンプルなデザイン」としており、アクリル素材の天板を使用。外形寸法は145×168×19mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約430g。ACアダプタが付属する。