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オンキヨー、バスルームの天井を振動させて音を出す穴開け不要のオーディオ開発
2017年11月30日 12:30
オンキヨーは、自社開発の加振器「Vibtone」を使った、バスルーム向けのオーディオシステム「X-MW300」を開発。バスルームの天井などを振動させて音を出すもので、天井に穴を開ける必要がなく、防水性や防滴性を損なわないのが特徴。住宅メーカーへの導入を目指しており、大和ハウス工業、積水ハウス、住友不動産、旭化成ホームズなどが採用を検討している段階だという。
バスルームにスピーカーを設置することは従来から行なわれているが、天井に穴を開けてスピーカーを埋め込む必要があるため、防水性や防滴性を維持するのが困難だった。
オンキヨーのオーディオシステム「X-MW300」では、取り付けた対象を振動させて音を出す加振器「Vibtone」の技術を使ったもので、天井などを振動させて音を再生。穴を開ける必要は無く、インテリアはそのままで、「バスルーム全体に心地よく響きわたる音」を実現したという。
36×20.5mm(直径×高さ)の加振器と、5W×2のアンプ部、コントローラー部、5mの専用接続ケーブルで構成。コントローラー部を壁に設置し、専用ケーブルを壁内に通し、天井などに設置する加振器へと接続。その間にアンプ部も設置する。
なお、コントローラー部にはステレオミニの音声入力を備えるほか、コントローラー部とアンプ部はBluetoothにも対応。コーデックはSBCをサポートし、SCMS-Tにも対応。ユーザーのスマートフォンやタブレットから、Bluetoothを使い、ワイヤレスで音楽を再生させる事もできる。