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DACとmicroSDスロットをデュアルで搭載、5万円を切るハイレゾプレーヤー「OPUS#1S」

 エムエムシー企画は、audio-opusブランドのハイレゾプレーヤー「OPUS#1S」を12月23日に発売する。それに先駆け、16日からはe☆イヤホン、フジヤエービックにて先行販売を開始する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は49,680円前後(税込)。

audio-opusブランドのハイレゾプレーヤー「OPUS#1S」

 「OPUS#1」の後継モデルと位置付けられ、「OPUS#1で高い評価を得たサウンドを尊重しつつ、価格を抑えながらもトップクラスの音響性能と高出力化を実現。全域にわたって音質の向上、及びバランス、アンバランスともに出力を大幅に強化した」というモデル。

 ストレージとして、内蔵メモリは32GB。microSDカードスロットも2基備えており、最大256GBのカードを2枚追加できる。

 DACには、シーラスロジックの「CS43198」をデュアルで搭載。3.5mmのアンバランス出力に加え、2.5mm 4極のバランス出力も搭載。左右独立のDAC構成と、セパレーション設計により、「極めて高精細かつワイドでクリアなサウンドを提供する」という。

 DSDは5.6MHzまでの再生が可能だが、192kHz/24bitへのダウンコンバート再生となる。PCMは192kHz/24bitまでの再生に対応。32bitや192kHzを超えるデータは、192kHz/24bitにダウンコンバートして再生する。

 再生対応形式は、WAV、FLAC、AppleLossless、AIFF、WMA、MP3、OGG、AAC、APE(Normal/High/Fast)。DSDはDFFとDSFに対応する。

 回路基板は、電源グランドとのセパレーション、L/R各信号線の精密な均等化と最適化を実施。出力は、バランスで3.4Vrms、アンバランスで3.1Vrmsと、従来から向上。バランス時はSN比125dB、THD+Nは0.00005%、クロストークは142dBを実現した。

 3.5mmの出力は、光デジタル出力も兼用。さらに、バランス/アンバランスのどちらも、ライン出力として使うモードを備えている。

 DSD 5.6MHz(DoP)までサポートする、USBオーディオ出力機能も搭載。別途、USB DACなどをUSB-OTGケーブルを使って接続できる。さらに、PCとUSB接続し、USB DACとしても動作可能。USB-Audio Class1.0に対応するが、現行ファームウェアでは48kHz/16bitまでの対応となる。

 OPUS#1と同様、八角形を基本とした「Octagon-Modifiedデザイン」を採用。フィット感を重視したというサイズで、「片手での操作も容易にできる」という。OSはAndroid 5.1.1がベースで、プロセッサは1.4GHz駆動のクアッドコア。4型のIPSタッチパネル液晶ディスプレイも搭載している。なお、Google Playには非対応。

 出力が向上しながらも、再生時間は約10%改善。4,000mAh/3.7Vのリチウムポリマーバッテリを搭載し、再生時間は約11時間(44.1kHz/16bit)、充電所要時間は約4時間。

 外形寸法は112×72×18mm(縦×横×厚さ)で、重量は190g。筐体は強化ABSと強化ガラスを採用。カラーは、ラピスブルーとミッドナイトパープルを用意する。別売オプションとして、本革ケースも用意する。

カラーは、ラピスブルーとミッドナイトパープル