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ソニー、人工大理石天面の超短焦点4K HDRプロジェクタ「LSPX-A1」。CES新製品

 ソニーは8日(米国時間)、CESの前日プレスカンファレンスを開催し、テレビやイヤフォンに加え、Life Space UXやカメラなどの新製品を発表した。

LSPX-A1

 空間を変えることで暮らしに新しい体験をつくりだすをコンセプトにした「Life Space UX」では、新しい4K超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」を米国で2018年春に発売する。

 解像度は4,096×2,016ドット、輝度は2,500ルーメン。人工大理石の天面や木目調の棚などを使う事で、家具のように居住空間になじむ佇まいを実現。壁面に置くだけで最大120インチの4K HDR大画面を壁に投射できるほか、スピーカーも内蔵。「アドバンスドバーティカルドライブテクノロジー」対応のツイータにより、空間全体に音を広げる。サブウーファも搭載している。

 例えば、「壁に映し出される森の映像と空間に広がる小川のせせらぎの音により「空間全体の雰囲気を変えるような新しい体験ができる」という。外形寸法は1,255×559×470mm、重量は75kg。

 また、AI技術を使ったコンテンツの解析やマッピングにより、音楽、映画、本などの膨大な量のコンテンツを表示。その中から興味をひく作品を見つけ出せる「It’s all here—すべてがここにある—」のコンセプトも参考展示しする。

カメラやaiboも

 カメラ関連では、1インチセンサーを搭載した超小型カメラ「RX0」の映像表現を広げるカメラコントロールボックス「CCB-WD1」を展示。また、CCB-WD1を用いた信頼性の高い有線接続や、アクセスポイントを介した無線接続による、RX0の多視点撮影のデモンストレーションを行なう。複数台のカメラを並べて順に連続撮影や同時撮影を行なうバレットタイム撮影などを紹介する。

CCB-WD1で複数のRX0を連動

 Xperiaは、ミッドレンジで4K動画撮影対応の5.2型「Xperia XA2」、6型「Xperia XA2 Ultra」を発表。いずれもフルHD液晶と2,300万画素のメインカメラ、800万画素で120度の広角セルフィーカメラを搭載し、今月以降全世界の市場で発売する。CPUはSnapdragon 630 Mobile。指紋認証センサーを背面に備えるほか、ベゼルを狭くしたボーダレスデザインが特徴となる。XA2 Ultraのフロントカメラは光学手振れ補正対応。

 また、エンタテインメントロボット「aibo」を日本国外では初披露。aiboを皮切りにAIとロボティクスを組み合わせた領域を強化していく方針を示した。

aiboも海外初披露