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ソニーの新4Kハンディカムは、ハイライト動画の簡単作成&シェア。10万円~
2018年1月26日 10:06
ソニーは、4K/30p動画撮影対応のビデオカメラ2機種を2月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はビューファインダやマニュアルフォーカスリングを備えた「FDR-AX60」が13万円前後、「FDR-AX45」が10万円前後。カラーはAX60がブラックのみ。AX45はブラックとブロンズブラウン。
2016年に発売されたハンディカム「FDR-AX55」と「FDR-AX40」の後継機種。カメラ本体だけで撮影映像からハイライト動画を自動作成する「新ハイライトムービーメーカー」を新搭載した。AX60とAX45の違いは、AX60のみ、ビューファインダーとマニュアルリング、ナイトショット機能を搭載する。それ以外の主な仕様は共通。
撮像素子は、1/2.5型/857万画素のCMOSで、動画有効画素数は829万。1画素あたりの面積が大きく、高感度な撮影が可能で、暗いシーンでもノイズの少ない撮影ができるとする。
レンズはZEISSバリオ・ゾナーT*。焦点距離は35mm換算で、動画撮影時26.8~536mmの光学20倍ズーム。強力な手ぶれ補正を行なう「空間光学手ブレ補正」を搭載する。高速なAF動作を行なう「ファストインテリジェントAF」を搭載し、リアルタイムにフォーカスを正確に制御する。
4K動画はXAVC S形式。3,840×2,160/30p、24pでの撮影ができ、ビットレートは最大約100Mbps。XAVC Sでの1080/60p撮影や、AVCHDでの1080/60p撮影も可能。XAVC SのフルHD撮影時、最大ビットレートは約50Mbps。AVCHDでは約28Mbpsとなる。MP4形式で1,280×720/30p撮影も可能。最高1080/120pのハイスピード撮影や4Kタイムラプス撮影にも対応する。64GBのストレージメモリを内蔵するほか、SDメモリーカード/メモリースティックPRO DUOスロットを備えている。
「新ハイライトムービーメーカー」は、AX60/AX45の新機能。撮影動画の中からハイライトシーンをカメラが自動抽出/編集するもの。例えば沖縄旅行で朝から夕方まで合計7本の動画(記録した30分)を撮影し、1日の思い出ショートムービーを自動編集してくれる。
ハイライトムービーの作成は、本体内の専用ボタンを押すだけ。動画の長さは15秒/30秒/1分/2分から選択でき、BGMはプリインストール楽曲を6曲用意している。また、抽出してほしいシーンを「ハイライトポイント」として指定できる。
従来機種(AX55/AX40)でもメニューからハイライトムービーの作成はできたが、AX60/45は専用ボタンで操作可能になった。さらに、従来はAVCHD動画のみがハイライトムービー作成の対象だったが、AX60/45では4K記録時の同時ビデオ記録動画(MP4、1,280×720ドット)も対象となった。
MP4動画として、スマホアプリ「PlayMemories Mobile」に簡単にシェアできるため、ハイライトムービーをより手軽に楽しめるようになる。無線LAN機能を備えている。
液晶モニターは3型/92万画素。AX60のみ0.24型/155万画素のビューファインダーを備えている。HDMIマイクロ出力やヘッドフォン出力を装備。バッテリはインフォリチウムVシリーズに対応する。
外形寸法/重量は、AX60が73×161×80.5mm(幅×奥行き×高さ)/約535g、AX45が73×142.5×80.5mm(同)/510g。