ソニー、4年半ぶりのハンディカム。液晶が広視野角に

「FDR-AX45A」ブラック(左)、ブロンズブラウン(右)

ソニーは、4K/30p動画撮影対応のビデオカメラ「FDR-AX45A」を9月30日に発売する。カラーはブラック、ブロンズブラウンの2色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。発売に先駆け、6月24日10時より予約受付開始する。2018年に発売された「FDR-AX45」の後継機であり、約4年半ぶりのハンディカム新製品となる。

「FDR-AX45」との違いは、液晶モニターが変更され、921,600ドットのエクストラファイン液晶を採用。従来のモニター(460,800ドット)と比べて広い視野角でモニター確認が可能になった。モニターのサイズは3型。その他の機能については従来機から変更されていない。

撮像素子は、1/2.5型/857万画素のCMOSで、動画有効画素数は829万。レンズはZEISSバリオ・ゾナーT*。焦点距離は35mm換算で、動画撮影時26.8～536mmの光学20倍ズーム。強力な手ぶれ補正を行なう「空間光学手ブレ補正」や、高速なAF動作を行なう「ファストインテリジェントAF」を搭載し、リアルタイムにフォーカスを正確に制御する。

5方向からの収音が可能な5.1chマイク構造により、ノイズの少ない広がりのある高音質録音を実現している。

4K動画はXAVC S形式。3,840×2,160/30p、24pでの撮影ができ、ビットレートは最大約100Mbps。XAVC Sでの1080/60p撮影や、AVCHDでの1080/60p撮影も可能。XAVC SのフルHD撮影時、最大ビットレートは約50Mbps。AVCHDでは約28Mbpsとなる。MP4形式で1,280×720/30p撮影も可能。最高1080/120pのハイスピード撮影や4Kタイムラプス撮影にも対応する。64GBのストレージメモリを内蔵するほか、SDメモリーカード/メモリースティックPRO DUOスロットを備えている。

撮影した映像は、4K映像の取りこみに対応したソニー製ブルーレイレコーダーに4K画質のまま保存可能で、簡単にBDへダビングできる。

4K映像と同時にMP4動画の記録も可能。そのMP4動画を用いて、切替効果やBGMを付けたショートムービーを作成できるハイライトムービーメーカー機能も搭載。本体には同機能を即座に起動できる「ハイライトムービー作成ボタン」も備えている。

同機能では、ズームなどの撮影時の情報や、ユーザーが付けたハイライトポイントなどを用いたシーン分析を自動で行い、印象的な場面を抽出した編集を行なう。動画はカメラ本体からスマホにWi-Fi転送できるため、スマホでも手軽に楽しめるとしている。

そのほか、HDMIマイクロ出力やヘッドフォン出力を装備。バッテリはインフォリチウムVシリーズ。本体のみの外形寸法は73×142.5×80.5(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約510g。