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吸着スタンドで地震に強く、明るいパナソニックの4K/HDRテレビ「VIERA FX750」

 パナソニックは、吸着機能付きスタンドを採用して地震に強い、4K液晶テレビ「VIERA FX750」を2月23日より発売する。43型、49型、55型の3モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、43型「TH-43FX750」が19万円前後、49型「TH-49FX750」が22万円前後、55型「TH-55FX750」が26万円前後。

TH-55FX750

 2017年発売のEX750シリーズの後継機で、3,840×2,160ドットの4K高輝度IPSパネルを採用し、映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」など、広視野角/高画質の特徴を継承しながら、HDR対応を強化。HDR 10のほかHLG(ハイブリッドログガンマ)方式のHDRに対応した。加えて、地震に強く倒れにくい、吸着機能付き「転倒防止スタンド」の採用や、アプリなどの使いやすさを向上する「新・かんたんホーム」の導入などを図っている。

吸着機能付きの転倒防止スタンド

地震に強い新スタンド。4K IPS高画質が進化

 新たに採用した吸着機能付きの転倒防止スタンドは、スタンド底面が接地面から離れる力が働くと、テレビ台にしっかり吸着。地震に強く、倒れにくくした。移動する際は、吸着操作スイッチにより簡単に解除できるという。なお、吸着機能は、凹凸のない平らな面に設置する必要がある。

スタンド部
吸着操作スイッチで、解除して移動

 55/49/43型のいずれも、4K高輝度IPSパネルと映像エンジンの「ヘキサクロマドライブ」を搭載。画像処理技術を強化し、より色鮮やかでコントラスト感ある映像が楽しめるという。具体的には映像を部分ごとに解析し、適切な処理を行なうことで、ノイズを抑えたりディテールを向上するほか、忠実に色再現するための3D LUT(ルックアップテーブル)の色補正ポイントをEX750比で約1.6倍に増加し、特に暗部の色の忠実再現性を高めたという。また、高輝度対応色補正処理により、明部の色も鮮やかにする。

明るさや質感を向上

 バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御による「Wエリア制御」を搭載。コントラスト感と、明暗の表現力を向上した。地デジ画質を向上する「4Kファインリマスターエンジン」も搭載。映像を部分ごとに細かく解析し、地デジやネット動画などあらゆる映像を4Kアップコンバートして処理することで、ノイズを抑えた4K映像を楽しめるという。

 HDR信号は、Ultra HD Blu-rayなどの「HDR10」に対応するほか、放送やビデオカメラなどで採用が進む「HLG」もサポート。また、「明るさ連動HDR」を新搭載し、部屋の明るさにあわせてHDR画質を自動調整してくれる。スピーカーはフルレンジ×2で、最大出力は30W(15W×2ch)。

新かんたん・ホームでネット動画も使いやすく

 チューナは地上/BS/110度CSデジタル×3で、別売USB HDDへの2番組同時録画に対応。録画した番組は、同一ネットワーク内のDIGAにダビング(コピー・ムーブ)できるほか、「お部屋ジャンプリンク」に対応し、録画番組や放送番組を、同一ネットワーク内のVIERAなどから視聴可能。また、専用アプリ「Panasonic Media Access」を使って、家庭内や外出先のスマートフォン/タブレットからも録画/放送番組を視聴できる。

TH-49FX750
TH-43FX750

 ホーム画面は「新・かんたんホーム」。よく使うチャンネルや、アプリ、接続機器、Webページなどを登録し、次回から素早く呼び出しできるのは従来通りだが、メニューを画面全体ではなく、視聴画面の下部に表示できるように変更し、番組やコンテンツ視聴を妨げることなく操作できるようになった。上下ボタンでYouTubeや検索タブなどにアクセスでき、コンテンツをより探しやすくする。

新・かんたんホーム

 「アレコレチャンネル」も採用。リモコンのボタンを押すだけで、テレビ放送や録画番組、VODなどを一覧表示して、放送やVODなどを意識せずにコンテンツを探せる。テレビ番組は、地デジ/BS/CSを横断表示可能で、録画番組はUSB HDDなどに録画した未視聴番組を一覧で表示できる。映像配信サービスはNetflixとdTV、YouTubeをアレコレチャンネル上で表示可能。

 Netflix、dTV、YouTubeのほか、Amazonビデオやアクトビラ4K(HDR非対応)、ひかりTV 4K、デジタルコンサートホールなどの映像配信サービスに対応する。

 リモコンは、マイク一体型で、YouTubeやdTVの動画や放送/録画番組の検索を音声で行なえる。スマートフォンアプリ「TV Remote2シンプルモード」によるテレビ操作にも対応する。

 LAN端子やUSB×3を備え、USB1端子のみUSB 3.0対応。入力端子はHDMI×4、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン。

 消費電力は55型が153W、49型が141W、43型が156W。年間消費電力量は55型が131kWh/年、49型が124kWh/年、43型が118kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は55型が123.5×24.5×77.0cm(幅×奥行き×高さ)/約24kg、49型が109.9×24.5×69.4cm(同)/約20.5kg、43型が97.4×22.5×62.4cm(同)/約17.5kg。