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パナソニック、4K/HDRスタンダードテレビ「VIERA FX600」。55型は実売20万円

 パナソニックは、4K液晶テレビのスタンダードモデル「VIERA FX600」シリーズ3機種を2月23日に発売する。43/49/55型の3モデルをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は43型の「TH-43FX600」が14万円前後、49型「TH-49FX600」が17万円前後、55型の「TH-55FX600」が20万円前後。

VIERA FX600シリーズ

 解像度3,840×2,160ドットの4K高輝度IPSパネルを採用し、明るいリビングでもみやすく、テレビの正面以外からも高画質に楽しめる4Kスタンダードモデルと位置付ける。HDRに対応し、Ultra HD Blu-rayのHDR 10方式と、放送やビデオカメラで採用が進むHLG(ハイブリッドログガンマ)方式をサポートする。

TH-55FX600
TH-49FX600

 上位モデルFX750との画質面での違いは、映像エンジンが「ヘキサクロマドライブ」ではなく、「色忠実補正回路」となること。高輝度域から低輝度域まであらゆる色で忠実な色再現を行なうという。

 新たに「明るさ連動HDR」を搭載。部屋の明るさにあわせてHDR画質を自動調整してくれる。信号処理によるコントラスト制御により、コントラスト感や明暗の表現力を高める「エリアコントラスト制御」や、地デジやネット動画を高画質にアップコンバートして、精細感を高める「4Kファインリマスターエンジン」も搭載する。スピーカー出力は最大15W×2ch。

TH-55FX600

 地上/BS/110度CSの3波デジタルチューナを2基搭載。別売のUSB HDDを接続し、裏番組の録画も行なえる。録画番組は、ネットワーク経由で対応するレコーダのDIGAにダビング・ムーブしたり、お部屋ジャンプリンク機能を使い、別の部屋のテレビで視聴する事もできる。

 専用アプリ「Panasonic Media Access」により、放送中の番組やUSB HDDに録画した番組を、スマートフォンやタブレットで視聴可能。外出先からも視聴できる。

 ホーム画面は「新・かんたんホーム」。メニューを画面全体ではなく、視聴画面の下部に表示するように変更し、番組やコンテンツ視聴を妨げずに操作できるようになった。よく使うチャンネルや、アプリ、接続機器、Webページなどを登録し、次回から素早く呼び出しできる。

 「アレコレチャンネル」も採用。リモコンのボタンを押すだけで、テレビ放送や録画番組、VODなどを一覧表示して、放送やVODなどを意識せずにコンテンツを探せる。テレビ番組は、地デジ/BS/CSを横断表示可能で、録画番組はUSB HDDなどに録画した未視聴番組を一覧で表示できる。映像配信サービスはNetflixとdTV、YouTubeをアレコレチャンネル上で表示可能。

 Netflix、dTV、YouTubeのほか、Amazonビデオやアクトビラ4K(HDR非対応)、ひかりTV 4K、デジタルコンサートホールなどの映像配信サービスに対応する。スマートフォンアプリ「TV Remote2シンプルモード」によるテレビ操作にも対応する。

 LAN端子やUSB×3を備え、USB1端子のみUSB 3.0対応。入力端子はHDMI×4、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン。

 消費電力と年間消費電力量は、55型が162Wで138kWh/年、49型が142Wで120kWh/年、43型が136Wで117kWh/年。

 スタンドを含めた外形寸法/重量は、55型が124×23.2×77.7cm(幅×奥行き×高さ)/約18kg、49型が110.2×23.2×69.9cm(同)/15kg、43型は97.4×23.2×62.4cm(同)/11kg。