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EMPIRE EARS、カスタムイヤフォン「Legend X」やプロ向けIEM。e☆イヤホン先行
2018年2月2日 13:37
e☆イヤホンは、米EMPIRE EARS(エンパイヤイヤーズ)の新カスタムイヤフォンとして、バランスド・アーマチュア(BA)採用のプロ向けIEM「EP(Empire Pro)シリーズ」3製品と、リスニング向けのハイブリッドイヤフォン「X(Cross)シリーズ」4製品を2月3日より発売する。価格は、EPシリーズの最上位「Phantom」が203,000円(税込)。Xシリーズ最上位「Legend X」が237,000円(同)。購入には耳型(インプレッション)の採取も必要。
e☆イヤホンの秋葉原店、大阪日本橋本店、梅田EST店、 名古屋大須店で取り扱う。試聴会を2月3日に梅田EST店、2月4日に秋葉原店でそれぞれ実施(各日11時〜19時)。また、新シリーズ発売を記念して、EMPIRE EARSイヤフォンのフェイスプレート無料キャンペーンを2月28日まで実施している。
EMPIRE EARSは、米アトランタを本拠地に、BA型で世界初となる、14ドライバ搭載のカスタムインイヤーモニター(IEM)などを企画/開発。今回のEPシリーズとXシリーズは、グラミー賞受賞のアーティストやエンジニアらとの共同開発モデルで、e☆イヤホンが世界先行で発売する。今後、ユニバーサルタイプのイヤフォンも発売予定。
すべてのクロスオーバーネットワークに独自の「synXテクノロジー」を採用。広帯域再生を可能にするほか、「業界最高レベルの音質で聞こえるように精製された」という抵抗器、電解コンデンサ、フィルタの組合わせを採用。低歪みで「ミックスのすべてのニュアンスが忠実に再現される」としている。
EPシリーズ
BA 3基の「EVR(Empire Vocal Reference)」と「ESR(Empire Studio Reference)」、BA 5基「Phantom」の3製品をラインナップし、価格(税込)はEVRが90,000円、ESRが112,000円、Phantomが203,000円。
EVRのドライバ構成はLow×1/Mid×1/High×1。synXテクノロジーを採用した3ウェイクロスオーバーネットワークを備える。歌手のAlgebra Blessettが開発に参加。音については「タイトで正確なサウンドと広いダイナミックレンジによってスタジオやライブステージのサウンドを忠実に鮮明に再現する」としている。
ESRとPhantomは、どちらもMichael Gravesが開発に参加したモデル。ESRのドライバ構成はLow×1/Mid×1/High×1、PhantomはLow×2/Mid×1/High×2。いずれも3ウェイのsynXクロスオーバーネットワークを備える。ESRは正確なリファレンスサウンドを求めるプロデューサーやエンジニアに向けに調整され、「EMPIREの最もフラットなサウンドのモニターイヤフォン」とする。また、Phantomはあらゆるジャンルの音楽を忠実に再現できるよう調整されたモデルとしている。
Xシリーズ
中高域用のBAと、低域用のダイナミック型ドライバを組み合わせ、EPシリーズより低域再生を強化したハイブリッドイヤフォンを4製品ラインナップ。いずれもsynXクロスオーバーネットワークを採用している。
価格(税込)は、BAとダイナミック型を1基ずつ備えた「Bravado」が79,000円、BA 1基+ダイナミック型2基の「Vantage」が158,000円、BA 3基+ダイナミック型2基の「Nemesis」が180,000円、BA 5基+ダイナミック型2基の「Legend X」が237,000円。
Bravadoは、「“最高のパフォーマンスを持つデュアルドライバーのインイヤーモニターを制作する”」というコンセプトのもと開発され、Sam Ashが開発に参加。
Vantageは4ウェイのsynXクロスオーバーネットワークにより、Low×2とMid/Highのパフォーマンスを最大限に引き出すとする。JonJon Traxxが開発に関わった。
Nemesisの開発にはSonny EmoryとSam Ashが関わり、Effect AudioのUPOCC LITZ銅線で配線した2基のダイナミック型ドライバと3つのBAドライバで「自然で忠実なボーカルとクリアな高音域を引出す」とする。
Legend Xはテイラー・スウィフトの作品に関わったJeremiah Adkinsが開発に協力。5つのBAと2基のダイナミック型ドライバ、10ウェイのsynXクロスオーバーネットワークを搭載。Effect AudioのAres IIケーブルが付属する。