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対戦ゲーム開発向けサービス「Amazon GameOn」、Amazonのアイテムが賞品に

 Amazonは20日、モバイル機器やPC、ゲーム機など、クロスプラットフォームに向けて対戦ゲームの開発と、プレイを可能にするクラウドサービス「Amazon GameOn」を発表した。米国では、Amazonサイト内にある実際のアイテムを賞品として獲得可能。日本での同機能の提供開始時期は未定。

Amazon GameOnのページ

 ゲーム開発者向けのサービスで、AWSのクラウドインフラ上に構築。モバイル、PC、コンソール用ゲームに対戦モードを組み込める柔軟なAPIを用意している。

 より多くのプレイヤーが参加してゲーム内での勝利を競い、Amazonサイト内にある実際のアイテムを賞品として獲得可能になるツールを提供。スコアボード、リーグ戦、複数ラウンドによる対戦をサポートし、ローカルや地域ごとの対戦など、カスタムイベントの作成にも対応できる柔軟性も備えている。

 さらに、プレーヤーやゲームの実況配信者が自ら対戦を作成し、参加者を招待する機能をゲームに組み込むことで、プレーヤーがフレンドとつながり、ゲーム上でのネットワークを広げる事にも繋がるという。

 Amazon GameOnは、既にnWay、Game Insight、Eden Games、Umbrella Games、Nazara、Mindstorm、Mokuni、Avix、GameCloud Studiosのゲームで活用されている。nWayのゲームでは、「Saban’s Power Rangers: Legacy Wars」に、Amazon GameOnによる対戦モードが導入。今後も「Vector Unit」や「Lima Sky」の続編に対戦モードが採用され、Canvas Games、Superpower、PlaySide Studios、Asmodee Digitalが近く提供予定のゲームにもAmazon GameOnの技術が活用される。

 ゲーム開発者は2018年5月1日までGameOn APIを無償で使用可能。それ以降は最初の6カ月間は無料、それ以降は1プレイあたり0.003ドルが課金される。