日比谷シャンテに、HoloLensを使ったMRシン・ゴジラ出現。5月下旬一般公開

　3月23日にリニューアルオープンした東京・有楽町の日比谷シャンテに、MicrosoftのHoloLensのMixed Reality(MR)技術を使い、ゴジラが5月下旬に登場する。 新しい「ゴジラ」の体験と近未来の消費体験を創造するプロジェクト「HIBIYA 2018」が3月27日からスタートしており、そのショーケースとして5月下旬から一般公開する。

「Godzilla Nights」のイメージ
(C)TOHO CO., LTD.

　東宝と日本マイクロソフトが連携する「HIBIYA 2018」の一環。HoloLensを使った屋外アトラクション「Godzilla Nights」(ゴジラ ナイツ) を5月下旬に1週間、 日比谷シャンテ前の広場「日比谷ゴジラスクエア」で開催する。

　参加者がHoloLensを装着すると、118.5mの圧倒的な存在感でシン・ゴジラが出現。 巨大不明生物特設災害対策本部(通称:巨災対)がミサイルによる日比谷防衛作戦を立案。「まるでその場にいるかのような臨場感で体験できる」という。体験中のミサイル発射を制御する音声認識と、防衛戦確認の際の自然言語処理などに、Microsoft AzureのAIサービスも活用される。

　時間は18時30分～21時で、1日限定25人、計175人を招待する予定。参加方法は後日発表される。

118.5mの圧倒的な存在感でシン・ゴジラが出現したように感じられる

　東宝と日本マイクロソフトはこれ以外にも、「顧客体験の向上に寄与する近未来の消費体験」でも連携。日比谷シャンテの地下2階の休憩スペースにデジタルサイネージを設置し、そこに滞在されている利用者の年齢、性別や表情を、マイクロソフトのAIプラットフォーム「Microsoft Cognitive Services」のAIが分析、最適な映画の予告編を自動編成して放映する。

デジタルサイネージが利用者の年齢や性別、表情を分析し、最適な映画予告を放映する
※サイネージの画像はイメージ。 デザインや放映するムービーが実際とは異なる場合がある

　さらに、シャンテ内のすべての店舗(予定)にセンサーを設置。Azureで構成されたリアルタイム空席管理データベースを通じて、館内に設置するデジタルサイネージに、各店の現在の混雑状況を表示。日本マイクロソフトのパートナー企業が提供するアプリと組み合わせることで、一部の店舗では、注文や支払いの待ちの無い飲食体験も提供するという。