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3Dプリンタと直販で49,800円を実現、カスタムイヤフォン「FitEar ROOM」

 須山歯研は、FitEarブランドのカスタムイヤフォン新製品として、3Dプリンタを活用し、須山補聴器から直接販売する事で価格を49,800円に抑えた「FitEar ROOM」を4月2日に発売する。

「FitEar ROOM」

 1958年に歯科技工所として創業した須山歯研は、その技術を応用し補聴器の製造販売も開始。2006年から業務用カスタムイヤフォン「FitEar」の製造を国内で初めてスタート。2014年には3Dプリンタを導入し、シェルメイキングや、シェル設計時にユニット組み込み用のキャビティまでをモデリングすることで、作業時間を短縮。こうした技術進歩によりFitEar CustomやFitEar Universal、FitEar Air、Air2などを製品化している。

 カスタムイヤフォンのエントリーと位置付けられる新モデル「FitEar ROOM」は、組み込み設計のさらなる洗練と、使用ユニットの厳選、従来とは異なる須山補聴器での直接販売を行なう事で、低価格化も実現したのが特徴。「カスタムイヤーモニターの魅力をより身近なものに。日本で最初にカスタムイヤーモニター製造を開始し、過酷なプロフェッショナルの現場で培った12年間の蓄積を体感ください」とアピールしている。

 ユニット構成は非公開。FitEar Customと同様に、遮音性と装用感を両立したというミドルレッグシェルを採用。個人で異なる耳穴サイズ、形状に左右されにくい内部ユニットレイアウトで、「どなたにも均質なサウンドバランスを提供」するという。

 また、通常のカスタムシェルと比べ耳穴に入る先端部分が短いため、「カスタムイヤーモニターを初めて使われる方はもちろん、すでに使われている方も違和感のない快適なフィット感が得られる」という。

 音質面では、「フラットな周波数特性、リニアなレスポンスを持ちながらライブのテンションを落とさない熱を持ったサウンドバランスを実現」したという。

 ケーブルは、「FitEar cable 005 シルバー」を採用。入力端子は3.5mmのステレオミニ。シェルのカラーはホワイト。フェイスプレートはシボ加工仕上げの6色展開で、オレンジ、レッド、ブルー、イエロー、ホワイト、ブラックから選択。ただし、左右のイヤフォンで同色となる。

フェイスプレートはシボ加工仕上げの6色展開
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