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光って叩けるソニー重低音スピーカー「EXTRA BASS」。海でも使える迫力ライブ音質

 ソニーは、重低音再生を強化したポータブルBluetoothスピーカー「EXTRA BASS」3機種を5月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、「SRS-XB21」が13,000円前後、「SRS-XB31」が19,000円前後、「SRS-XB41」が24,000円前後。

SRS-XB41(中央)、SRS-XB31(右奥)、SRS-XB21(左奥)

 いずれもバッテリ内蔵のBluetoothスピーカーで、IP67防水に対応。S-Masterデジタルアンプを内蔵。様々な場所に持ち運んで迫力のある重低音を聴ける。音楽に合わせて光り、パーティーなどを盛り上げるライティング機能も備える。各モデルの主な違いはユニットや筐体サイズなど。

 従来モデルSRS-XB20/30/40に比べてユニットやグリルの改良などで音質を向上したほか、DSP処理によりライブ会場のような臨場感が得られるモードを搭載。本体をたたいて15種類の音を出せる「パーティーブースター」機能も追加した。筐体にはファブリック素材を使用し、サビに強く海での使用も可能になった。

SRS-XB21
SRS-XB41

 カラーは、XB21がブラック/レッド/ブルー/イエロー/ホワイト。XB31がブラック/ツートーンブルー/ツートーンレッド/ホワイト。XB41がブラック/ホワイト。

新EXTRA BASSシリーズ

新機能や音質の進化

 スピーカーユニットは、いずれもフルレンジとパッシブラジエータが2基。フルレンジユニットのサイズはXB21が42mm、XB31が48mm、XB41が58mmで、大きなモデルは本体容積も大きく、重低音のパワーも増す。

 振動版には発泡マイカを採用し、全帯域においてクリアでメリハリある音に向上。グリルフレームは穴の数を従来よりも増やして穴径も拡大。ボディ横方向にも穴が開いており、より音が広がるようになったことで、正面以外でもいい音で聴きやすいという。さらに、XB41のみ新たな信号処理を採用し、よりリアルな音場感や低域感を実現。屋外など低域が減衰しがちな場所でも迫力のある音を楽しめるという。

 3モデルとも、ライブコンサートやフェス会場にいるような臨場感が得られるという「ライブサウンドモード」を新たに搭載。ライブ音源などを、DSP処理により低域やボーカルをキープしたまま歓声や拍手、余韻部分を効果的に拡散。上下/左右方向に拡散するが、サラウンドとは異なる処理で、ボーカルなどの中高域が消えないようにするという。

ライブ音源などの臨場感を高めるライブサウンドモードを搭載

 独自の信号処理により、中小音量時も高音質化。聴感上、音量に合わせた本質補正を行ない、中高域を消さずに小音量時の低域を増強するため、マンションなど音量をあまり出せない環境にも適しているという。

 スピーカー本体を手のひらで叩くことによって、15種類の音を出せる「パーティーブースター」機能も搭載。前面、側面(左右別)、底面、天面の5カ所でそれぞれを叩いた時の効果音を設定できる。スマホアプリのMusic Centerで15種類の効果音から選んで指定。同機能は、本体の音量-と+ボタンを同時に3秒押し続ける、または背面を素早く2回叩くとON/OFFできる。

本体を叩いて効果音を鳴らせる

 本体はIP67防水防塵仕様。従来モデルのように風呂やバーベキュー、キャンプなどで利用できるほか、サビに強い防錆仕様となり、海でも使用できるようになった。本体にファブリック素材を採用し、汚れや傷に強い耐久性と、光沢感のあるデザインを実現する日本製の布をソニー専用で開発。他社製品で採用されている、光沢感を持たせるモノフィラ糸の布織物に比べ、音響上も適した仕様だという。

防水防塵防錆仕様で、海辺などでも使える
ファブリック素材を採用

 ライティング機能も引き続き搭載し、XB41は本体周囲にマルチカラーのラインライトと、ユニット部のホワイトライト、ユニット横のストロボフラッシュを装備。XB31はマルチカラーのラインライトとストロボフラッシュを、XB21は本体色に合わせたラインライト(ブラック/ホワイトモデルはライトがホワイト、レッド、ブルー、イエローモデルはライトも同色)を装備。XB41/31は従来モデルに比べ輝度をアップさせた。XB41は、スマホアプリの「Fiestable」でライトの調整が行なえる。

 最大100台のスピーカーを同時接続して大音量で盛り上げる「ワイヤレスパーティチェーン」にも対応。なお、組み合わせるスピーカーに従来モデルXB40/30/20が加わった場合は最大10台となる。ライティング機能も連動し、光るパターンはオールフラッシング(色の統一)、ランダムサークル(順番にライティング)、オフから選択できる。同機能の設定は、背面のWPCボタンまたはMusic Centerアプリで行なう。

 Bluetoothの対応コーデックはSBC/AAC/LDAC。NFCペアリングにも対応。スマートフォンなどを最大3台まで同時接続可能。ボイスガイダンス機能も備え、バッテリ残量は背面ボタンを押して確認できる。本体バッテリからスマートフォンなどへの充電も可能。

スマートフォンの充電も

 外形寸法と重量は、XB21が約198×69×68mm(幅×奥行き×高さ)、約530g、XB31が約228×86×82mm(同)、約890g、XB41が約279×105×100mm(同)、約1,500g。

Deezer HiFi/うたパス3カ月無料キャンペーンも

 ソニー製スピーカー購入者に、音楽配信サービスの「Deezer HiFi」やau「うたパス」がもれなく3カ月無料になるキャンペーン(通常は1カ月)も実施。期間は5月10日10時~7月31日23時59分。購入した機種によって無料期間は異なり、新モデルのSRS-HG10も対象となる。Deezer HiFi/うたパス両方に応募可能で、応募方法などの詳細はキャンペーンページで案内している。

 対象機種の型番は、スマートスピーカーのLF-S50G、ワイヤレススピーカーのSRS-X99、SRS-ZR7、SRS-XB60、SRS-HG10、SRS-XB41、SRS-XB31、SRS-XB21、サウンドバーのHT-ST5000、HT-CT380、HT-MT500、HT-MT300、HT-S200F、HT-S100F、ホームシアタースピーカーのHT-XT2、HT-RT5、HT-ZR5P。