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TAD、2.5mでペア28万円のEvolution向けスピーカーケーブル

 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TAD)は、「Evolution」シリーズのスピーカーに最適とするスピーカーケーブル「TAD-SC025M」を5月中旬より発売する。長さは2.5mで、価格はペア28万円。

TAD-SC025M

 特殊な素線製造技術「ディップフォーミング製法」を応用した純銅製の無酸素銅線(DF-OFC)を導体に採用し、高い応答特性とローノイズ特性の両立を実現。線材表面が一般的な無酸素銅線よりも滑らかで導電性が高く、「オーディオ信号を劣化させることなく純度の高い音楽信号を伝送できる」とする。

 マグネシウム合金箔を巻いたシールド構造でノイズを低減。マグネシウムは内部損失が非常に高く、外部からの振動の影響を抑えるとともに、固有音の発生が少ないため、ノイズの低減とダイナミックレンジの拡大に寄与するという。ケーブルの両端に、純マグネシウムから削り出したフィルタを装着し、機械的インピーダンスを下げ、忠実な信号伝送を可能とする。

 導体最外殻部には0.25mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)モノフィラメント糸から編成された外装編組を被せた。PETモノフィラメント糸は柔軟で腰の強い特性を持ち、「設置した環境から生じる機械的ストレスからケーブルを解放し、音場豊かな信号伝送を実現する」という。

 ケーブル長は2.5m。スピーカー端子はロジウムメッキのYラグ端子で、優れた制振と接触特性を実現する。