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MYTEKの新DAC「Brooklyn DAC+」、「Liberty DAC」は6月下旬発売
2018年5月18日 11:27
エミライは、MYTEK DigitalのUSB DAC「Manhattan DAC II」、「Brooklyn DAC+」、「Liberty DAC」の発売時期を6月下旬に決定した。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は、Manhattan DAC IIが780,000円前後、Brooklyn DAC+が270,000円前後、Liberty DACが125,000円前後。
カラーバリエーションは、Manhattan DAC IIがBlack、Silver、Gold。Brooklyn DAC+が、Black、Silver。Liberty DACはBlackのみ。
MYTEK Digitalは、ニューヨークに本拠を置くプロ用レコーディング機器メーカーで、ミーハウ・ユーレビッチ氏が設立。ミーハウ氏は、'89年から'92年の3年間、マンハッタンの二大スタジオであるザ・ヒットファクトリー、そしてスカイライン・レコーディング・スタジオでエレクトロニクスのエンジニアとして活躍。2002年にSACDプロジェクトに参加。当時ソニーに在籍し、SACDの第一人者である西尾文孝氏と交流、DSDのマスターレコーダーのプロトタイプも手がけた人物。
日本ではこれまで今井商事が販売していたが、5月からエミライが扱う。既存のハイエンドモデル「Manhattan DAC II」をエミライが継承して扱っていくほか、新製品として「Brooklyn DAC+」、「Liberty DAC」も投入する。
Brooklyn DAC+は、ハイエンド機の性能をリーズナブルな価格で提供するというモデルで、ESSのDAC「ES9028PRO」を採用。384kHz/32bitまでのPCMや、11.2MHzまでのDSDデータをネイティブ再生可能。認証取得済みのハードウェアMQAデコーダも搭載する。
内部ジッター0.82psを誇る「MYTEK フェムトクロック・ジェネレーター」を備えるほか、ワードクロック入出力も備え、複数台のBrooklyn+ DACによるマルチチャンネル同期が可能。リファレンス・グレードのプリアンプ部や、バランス駆動対応のヘッドフォンアンプ部、多彩なボリューム調整機能も搭載。従来モデルからDACが変更されたほか、より高グレードで、色付けの少ない低ノイズなアナログアッテネータ回路を搭載するなど、進化している。
Liberty DACは、「あらゆるハイレゾフォーマットを含むすべてのデジタルオーディオフォーマットの高音質再生とモニタリング用に設計された」という製品。Brooklyn DACの弟モデルとして設計され、1/3ラックサイズのコンパクトさも特徴。ESSのDAC「ES9018K2M」を採用し、384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHzまでのDSDをネイティブ再生可能。認証取得済みハードウェアMQAデコーダも内蔵する。
マスタークロックの性能は、上位モデルからは劣るが、低ノイズタイプで10psの回路を搭載。強力なヘッドフォンアンプも搭載しているが、ヘッドフォン出力はシングルエンドのみとなる。Brooklyn DAC+はバランス駆動にも対応する。