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AF強化した約7.5万円のミラーレス「FUJIFILM X-T100」。3方向チルト液晶

 富士フイルムは、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T100」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はボディ単体が74,500円前後、レンズキット「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」が87,500円前後、ダブルレンズキット「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ+XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」が99,500円前後。カラーはダークシルバー、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

X-T2(ダークシルバー)

 APS-Cサイズの2,424万画素CMOSセンサーを搭載した、Xマウントのミラーレス一眼エントリーモデル。独自の色再現技術との組み合わせにより、幅広いシーンで高画質を可能としている。'16年モデル「X-T2」などX-Tシリーズの特徴「センターファインダースタイル」を継承している。

X-T2(ブラック)
X-T2(シャンパンゴールド)

 新開発のシーン認識アルゴリズムにより、AFの速度と精度を向上。大容量バッファメモリによる高い連写性能や、画面内の主要な被写体を自動で認識し追従する「主要被写体認識」機能などの強力なオート機能で、より簡単に決定的な瞬間を捉えられるという。

 動画撮影は、4K/3,840×2,160ドット/15pや、1,920×1,080ドット//60p、1,280×720ドット/60pなどに対応(連続最大約30分)。ハイスピード動画撮影も可能で、1,280×720ドットで1.6/2/3.3/4倍に対応(連続最大約7分)する。

 Xシリーズで初の、水平方向に反転する3型3方向チルト式液晶モニターを採用。手持ちでの自分撮りなどが簡単に行なえる。約236万ドットで0.62倍の電子ビューファインダや、クラス最高レベルとする約430枚の連続撮影が可能な省電力設計を採用している。

 Bluetoothも搭載し、スマートフォンやタブレット端末に画像を自動転送可能。「写真愛好家のみならず、日常や旅先で手軽にキレイな写真を撮影したいスマートフォンユーザーなどにも最適」としている。

 Bluetooth Low Energyと無線LANに対応し、スマートフォン/タブレット用無料アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を介して、事前にペアリング登録した端末へ撮影した画像を自動転送可能。新たに搭載した「常時転送」機能により、撮影中にも画像の転送でき、その場でInstagramなどへアップロードすることなども想定している。

 全11種類の「フィルムシミュレーション」と全17種類の「アドバンストフィルター」を搭載。フィルムで撮影した写真のような自然な色再現や柔らかな階調表現で、高度なアート表現を手軽に楽しめるという。±5EV(1/3EVステップ)に対応の露出補正ダイヤルや、背面液晶モニターでのフリック動作による「タッチファンクション」にも対応する。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードで、UHS-I対応。ボディはアルマイト塗装。外形寸法は121.0×33.4~47.4×83mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約448g。