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12月の4K8K放送開始は認知度12.2%、「4Kを知っている」9割。A-PAB調査

 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、4K・8K放送サービスの認知や理解度などに関する'16年9月~'18年2月の調査結果を発表した。4Kという言葉を知っている人は'18年2月時点で約9割に達している一方、「新4K8K衛星放送」が今年(12月1日)から開始することを知っているのは12.2%だった。

4K/8Kの認知状況

 調査は'16年より定期的に実施しているもので、'16年9月~'18年2月の間に行なった3回の結果をまとめている。47都道府県に居住する男女20~69歳にWeb調査を行ない、サンプル数は計5,000('17年は6,000)。

「4K」認知は9割、「8K」は6割。新放送を知っているのは1割台

 「4K」という言葉の認知度(知っている/知っているような気がする)は、2018年2月時点で88.8%('17年7月は86.1%)、8Kは63.6%(同45.6%)で、'16年調査から毎年伸びている。

 4Kテレビ所有者の割合は、2018年2月時点で5.0%(前年3.9%)。4Kテレビ非所有者のうち、「4Kテレビが欲しい」と答えたのは43.2%だが、その中で「購入したい」人は17.1%に留まっている。

4Kテレビ普及状況

 「今年、BS・110度CSで4K・8K放送が始まる」(12月1日からの新4K8K衛星放送)ことを知っている人は、'18年2月時点で12.2%(前年8.4%)だった。視聴するには、4Kテレビに加え、専用チューナも必要ということを知っているのは13%(同11.3%)だが、4Kテレビ所有者に絞り込むと、34.8%(同33.1%)となる。

 4K放送の視聴意向や、テレビ購入意向については、2018年2月時点で4K放送を視聴したい人が全体の40%に達した。次に購入するテレビの条件として「4K映像に対応していること」を挙げたのは16.9%(前年16.4%)、「4K放送のチューナを内蔵していること」は14.4%(同13.5%)で、年々増えている。

4K放送の視聴意向とテレビ購入意向

 4K・8K放送で観たい「番組ジャンル」については、映画(洋画・邦画)や旅・紀行番組、大型スポーツイベントやコンサート・ライブ中継が上位となった。

視聴したいジャンル