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AUDEZE、鳴らしやすく軽くなった平面駆動型ヘッドフォン「LCD-4z」

 アスクは、米AUDEZEの平面駆動型ヘッドフォン「LCD-4」を低インピーダンス化した派生モデル「LCD-4z」を6月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55万8,000円前後。

LCD-4z

 AUDEZEの平面駆動型ヘッドフォン最上位「LCD-4」はインピーダンスが200Ωで、鳴らすには駆動力のあるヘッドフォンアンプが必要。LCD-4zはLCD-4から派生したという位置づけで、インピーダンスを15Ωまで下げて駆動しやすくし、「様々な試聴環境で実力を引き出せる」としている。

 ハウジングとヨーク部に制振性能の高いマグネシウムを採用し、ヘッドバンドにはカーボンファイバーを採用。イヤーパッド内部には形状記憶素材を使い、装着感を高めた。これらの変更でLCD-4よりも約25%軽量化している。

ヘッドバンドにカーボンファイバーを採用

 独自の平面磁気技術「Double Fluxor Magnetic Technology」を採用し、強力な磁力を持つネオジウム磁石で1.5テスラという磁束密度を実現。「豊かで力強い低音を再生する」という。再生周波数帯域は5Hz~20kHz、最大出力は130dB(15W)。感度は98dB/1mW。

 ヘッドフォン内部の空気の流れを調整して帯域のバランスを整える「Fazor Technology」により、「より正確な音像、音場の再現に加え、位相応答や広くフラットな周波数特性の確保が可能。リファレンスサウンドにふさわしい正確なサウンドを実現する」という。