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ライカダブルレンズのSIMフリー「HUAWEI P20」は約69,800円。AIで撮影アシスト
2018年6月11日 20:02
ファーウェイ・ジャパン(Huawei)は、スマートフォン「P20」と「P20 Lite」のSIMフリーモデルを6月15日より発売する。いずれもダブルレンズのカメラを搭載し、上位機のP20は、ライカとコラボレーションしたカメラを備える。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はP20が69,800円前後、P20 Liteは31,980円前後。
なお、今回のSIMフリーモデルとは別に、既報の通り通信キャリア向けのモデルとしては、P20がauから、P20 Liteがauやソフトバンクなどから発売。さらに、P20 ProがNTTドコモから発売予定。これらも含めた国内向け発表会が11日に行なわれた。
ライカダブルレンズ搭載「P20」
P20は、ライカのダブルレンズ採用カメラを搭載。1,200万画素でF1.8のRGBカメラと、2,000万画素でF1.6のモノクロカメラで構成する。フロントカメラは2,400万画素、F2.0。カラーはミッドナイトブルー、ブラック、ピンクゴールドの3色。
高精度の色温度センサーにより、様々な環境に合わせて色温度を最適化する機能や、背景をぼかしたポートレート撮影できるモード、撮影後にフォーカス位置や、ボケ味を調整できるワイドアパーチャ機能も備え、「手軽に一眼レフで撮影したようなクオリティの高い写真を撮影できる」としている。
19種類のシーンや被写体を認識し、最適な撮影方法を自動で設定。水平線の認識や、集合写真の最適な構図の表示、被写体の動きを予測して自動追尾してフォーカスできるという4D予測フォーカス機能などAIによる写真撮影のアシスト機能を利用できる。「HUAWEI AIS」(AI Image Stabilization)により、夜間モードでの撮影時に周りの状況を判断、露光時間やフレーム数などを自動で設定するため、ローライト環境でも三脚を使用せずに明るく撮れるという。動画は4K(3,840×2,160ドット)もサポートし、コーデックはH.265/HEVCにも対応。
前面のほぼすべてをカバーするという5.8型液晶のフルビューディスプレイを搭載。解像度はFHD+(2,244×1,080ドット)。上部のノッチは最小サイズとし、より多くの通知ができるようにしている。設定によりノッチ部分を隠す表示も可能。
Bluetooth 4.2(BLE対応)で、コーデックはaptX/aptX HD、LDACに加え、ハイレゾ音源の伝送が行なえるというHWA(LHDCコーデック)にも対応する。Dolby Atmos音声にも対応。
Android 8.1と、独自UIのEMUI8.1を搭載。CPUはKirin 970オクタコアCPU(4×2.36GHz A73 + 4×1.8GHz A53)+i7コプロセッサ。メモリは4GB ストレージは128GB。
バッテリは3,400mAh。急速充電機能「HUAWEI SuperCharge」により、約30分で約58%まで充電できる。インターフェイスはUSB 3.1で、Type-C端子を備える。外形寸法は約149.1×70.8×7.65mm(縦×横×厚さ)、重量は約165g。
セルフィーも強化した「P20 Lite」
5.8型FHD+(2,280×1,080ドット)液晶ディスプレイを搭載。メインカメラは1,600万画素と200万画素のデュアルカメラで、ボケ味の表現や撮影後のフォーカス調整などが可能。カラーはクラインブルー、サクラピンク、ミッドナイトブラック。
サブカメラは1,600万画素。サブカメラに手のひらをかざすジャスチャーで写真が撮れる「ジェスチャーセルフィー」や、3D顔認識による10段階のビューティ補正にも対応。そのほか、指3本でディスプレイをなぞってスクリーンショットが撮ることが可能で、レシピなどの縦に長いサイトも保存できる。
Bluetooth 4.2対応で、aptXのほか、HWAにも対応。CPUはKirin 659オクタコア(4×2.36GHz + 4×1.7GHz)。メモリは4GB、ストレージは32GB。バッテリは3,000mAhで、付属充電器を使って急速充電も可能。外形寸法は約148.6×71.2×7.4mm(縦×横×厚さ)、重量は約145g。
プロカメラマンも認める「ポケットに入るライカ」
ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏は、スマホをグローバルで'18年第1四半期に3,930万台出荷したという実績や、日本でも同四半期にシェア4位となり、SIMフリースマホでは従来モデルP10 LiteがBCN調査でNo.1だったということを紹介。「コンデジも不要になった」というユーザーからのツイートを挙げ、「我々にとって一番の激励となった」と述べた。
ゲストとして、写真家の内田ユキオさんと、モデル・タレントの西山茉希さんが来場。
長年ライカを愛用し「ライカほど使っていて楽しいカメラ、誇らしいカメラは他にない。その魅力がスマホの中にどれだけ再現されているかが最大の興味だった」という内田さん。カメラに厳しい条件として、水族館や、夜景などのシーンをP20で撮影した作例を紹介し、明るさや解像感の高さ、色のチューニングなどで優れている点を説明。「ポケットに収まるライカ」と高く評価した。
西山茉希さんは、家族の団らんなどの何気ない風景を撮影した写真を紹介し、暗い室内などでも特別な設定などをせず高画質で撮れることに感動した様子。発表会場でも、用意された花や来場した報道陣などを撮影し、色々なシーンに自動で対応できることを紹介した。
