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KLAUDiO、“理想的なアナログ再生”のリニアトラッキング式トーンアーム改良版
2018年6月19日 13:25
ノアは、米クラウディオ(KLAUDiO)製のリニアトラッキング式トーンアーム2製品を15日に発売した。12インチの「ARM-MP12 Mk II」と、10インチ「ARM-MP10 Mk II」で、価格は各125万円。
リニアトラッキング動作が行なえるピボット式トーンアーム「ARM-MP12」と「ARM-MP10」の改良モデル。リニアトラッキングは、外周から内周に針先が移動する際に、ヘッドシェルが音溝に対してリニア状態を維持したまま平行移動する方式。「レコードカッティングマシンと同様のトレースで、理想的で正確なアナログ再生」される。この特徴と、セッティングが簡単なピボット式の長所を組み合わせた。
従来製品からの改良点として、カーボン製アーム部の肉抜きとカーブを描くデザインの採用で強度を保ちながら軽量化。ピボット・スライドベース部は六角レンチやドライバーなどを使わない手締めのネジに変更した。ベース部後方には水準器を追加。また、アーム部の軽量化とカウンターウェイトの重量バランス変更により、軽量・針圧カートリッジの装着を可能にし、さらに多くのカートリッジへ対応可能とした。
取付穴位置は、ARM-MP12 Mk IIが298mm、ARM-MP10 Mk IIが250mm。重量はARM-MP12 Mk IIが730g、ARM-MP10 Mk IIが800g。
同梱のセッティング用アライメントツールは再設計され、設置性をさらに向上。取り付け位置確認用マウンティングガイドツールや、針先位置確認や暗所のトラッキング確認がしやすくなるレーザー・タンジェント・ツール(バッテリ/USB給電で動作)などが付属する。別売オプションとして、自立型アームベース「BAS-ARM01」(74,000円)を用意する。